ワイヤレス充電の電車 高校生が製作し試運転

ワイヤレス充電の電車 高校生が製作し試運転
埼玉県川越市の工業高校で、短時間に充電できる特殊な蓄電装置を使った電車をワイヤレスで充電して走らせる、初めての試運転が行われました。
川越工業高校電気科の3年生12人は、今月末に行われる文化祭に向けて、短時間で充電できる「キャパシター」と呼ばれる特殊な蓄電装置を使った電車の製作を進めています。

文化祭では、電車のスタートとゴール地点にワイヤレスで充電できる装置を設置し、何度も電車を走らせる計画で、14日は生徒たちが作ったワイヤレスの充電装置を使った初めての試運転が行われました。

高校の敷地内にはおよそ60メートルの長さの線路が敷かれ、電車を3回走らせたあとにワイヤレスで充電したところ、電力を回復するのにおよそ40分かかったということです。

今後は充電時間がさらに短くなるよう改良していくということで、開発にあたる生徒は「ここまで頑張ってきたので、さらに改良を加えて、多くの方に安全に乗ってもらいたい」と話していました。
川越工業高校の文化祭は今月29日と30日に行われます。