【今だから明かす あの映画のウラ舞台】スター編(中) 舘ひろし、売り出し秘話 協力的な柴田恭兵に脱帽 写真家・長濱治に相談 (1/2ページ)

2016.07.29

ニューヨークで撮影された舘ひろしのイメージカット=1977年7月4日(撮影・長濱治)
ニューヨークで撮影された舘ひろしのイメージカット=1977年7月4日(撮影・長濱治)【拡大】

  • <p>「もっともあぶない刑事」(ブルーレイ発売中、3000円+税、販売:東映、発売:東映ビデオ)</p>

★スター編(中)

 今年10年ぶりに復活した「あぶない刑事」シリーズの最新作「さらばあぶない刑事」を、劇場で見た元宣伝マン、福永邦昭は大笑いしながら、喝采を送った。

 内容は、おなじみのタカとユージが数日後に定年を迎えるという設定だが、舘ひろし(66)と柴田恭兵(64)の名コンビはシニアになっても相変わらず軽快だったからだ。

 舘との初顔合わせは36年前、1980年公開『薔薇の標的』(村川透監督)だった。舘の売り出しをめぐって、福永は写真家、長濱治にアドバイスを求めた。

 実は、舘は77年に矢沢永吉の親衛隊グループからデビューしたロックバンド、クールスを解散した直後、長濱と2人で渡米し、世界的に名を轟かせていたバイク愛好家集団「ヘルズ・エンジェルス」と遭遇していた。

 そのとき長濱は“舘ひろし、男一人の旅立ち”をイメージし、シャッターを切っていたのだ。

 その写真から、福永はひらめいた。『薔薇の標的』のコンセプトであるバイク+車+ガンアクションを強調し、長濱のニューヨークでのスチールを多用した異例の劇場予告編を製作したのだ。ポスター写真も長濱に同じイメージで依頼した。

 数年後にスタートした『あぶ刑事』シリーズのタカ役でもみせた、男臭く、キザでダンディー、そしてセクシーというイメージはここから始まっている。

 

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