母の気持ちは変化するのか?
お待たせしました。(待ってないかもしれませんが・・)
その4です。
モノを手放すことに抵抗感のある母。
小さい住まいに掃除機が3台もあって、用途に分けて使っていると言われた時には、ちょっと唖然としてしまいました。
きっかけはこうでした
そんな母にあまりうるさく言うと、その場の空気が悪くなるので、まずは押入れに収納されている洋服の収納方法を変えて、少し空間を作ってみよう、という話をして、山盛りに入っていた客用の部屋着とパジャマを取り出しやすいように畳んで収納ケースに入れ直しました。
全出しして、小さめに畳み始めましたが、
冬用のパジャマと部屋着はさすがに畳んでもパンパンに・・。
収納ケースもたわんでます。
実は、この収納を見ていた母が急に、「押入れにある他の収納ボックスを一個出してきて」と言うので、出して母に渡したところ
なんと大量にあった靴下などを選別し始めました。
「これはもう履かない、これはもう必要ないな」と言いながら、どんどん山積みにしていきます。
何を言っても、すべて使うものだと豪語していた母が、私の目の前でどんどん選別する光景を見て、最初何のスイッチが入ったの?という感じでした。
こうなったら、もう進んでいくだけなので、私は「ありがとうと感謝しながら手放すとモノに対して後ろめたさがなく手放せるよ」とアドバイスしました。
そして終いには使わなくなった、古いカバンや財布も出してきて手放す母。
こんまりさんのテレビでやっていたことを真似た
母のスイッチが入る前にほんのちょっとしたことをしました。
以前片付けコンサルタントのこんまりこと、近藤麻理恵さんが出た番組を見た時、
「モノの選別を行う際、使われていないモノは眠っている状態なので、起こしてあげると絶対に早く終わる」と言って手を叩いていたので、断捨離を行うと言うより、積み重なっている服を起こしてみようと思って私も同じことをやってから畳み始めました。
そしたら、洋服より母の何かが起きたのかもしれません^ ^
当たり前の光景を変えてみる
押入れに積まれている大量の洋服をいつも見ている母は、その光景が当たり前になっているので、今回私が一つの収納を全出しした光景を見た母は、ここでモノの多さを認識したようです。
そして寝ていた洋服も起きた?ことで断捨離スイッチが入ったのだと私は感じました。
年をとるということ
5月に義実家へ1ヶ月滞在した時も、今回母の家でも思ったことですが、若い頃と違い高齢になると一気に体力が落ちるので、何もかも億劫になりやすいということです。
そして、よくあるのが高い所にモノを収納するということ。
高所にモノを置く=滅多に使わないモノということが多いので、もし、地震があった時に高所にあったモノが落ちてきて逃げ場がなくなったり、頭上に落ちてきたらどうでしょうか?
また、踏み台を使わなければいけない場所に片付けておくことも危険です。
70代と80代の両親を身近で見て私が思ったことは、年をとるにつれて、身の回りのモノを減らし、低い位置にモノを片付けていった方がいいということ。
40代の私でも体力が落ちたなぁと思う時が多々ありますが、それとは比べものにならないくらい70代80代の身体は弱っていると見ていて思うんです。
実際、義両親も私の母も体力はかなり落ちたと言っていました。
そうすると年齢や身体の状態と相談しながら、モノとの付き合い方を見直していくことは必要なのではないでしょうか。
今回、母の断捨離スイッチが入ったことで、現在母はモノと真正面から向き合っています。そして私とモノについて色々な話ができるようになったので、親世代の気持ちを今後は記事にしていきたいと思います。
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