五輪会場見直し ボート関係者から聞き取り
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4年後のオリンピック・パラリンピックの競技会場について、大幅な見直しを提案している東京都の調査チームが、ボート関係者へのヒアリングを行いました。
都の調査チームは、4年後の東京大会のバレーボール、水泳、ボート・カヌーの3つの競技会場について、先月、大幅な見直しを小池知事に提案し、ボートについては、コスト削減を目的に東京・臨海部に新設する「海の森水上競技場」から宮城県登米市にあるボート場への変更などを提案しています。
これを受け、調査チームは14日午後、都庁で日本ボート協会の木村新理事長などへのヒアリングを行いました。この中で、ボート協会側は現在、首都圏で競技場が不足している現状を説明し、海の森水上競技場は100年近く使える施設で、税金を使うのであれば、レガシー=遺産として残る競技場を選ぶべきだと主張したということです。
さらに、「アスリートファースト」の観点から、ほかの競技の選手と同じ選手村で選手どうしが交流することもオリンピックの意義であり、世界から来る選手たちの気持ちも考えるべきだと伝えたということです。
調査チームは来週、カヌーの競技団体からもヒアリングを行い、聞き取った意見などを踏まえ、提案について選択肢の絞り込みなどを進めることにしています。
一方、東京都の小池知事は、15日に宮城県登米市のボート場などを視察することにしていて、調査チームからの最終報告や視察結果などを踏まえ、競技会場についての判断を示すことにしています。
これを受け、調査チームは14日午後、都庁で日本ボート協会の木村新理事長などへのヒアリングを行いました。この中で、ボート協会側は現在、首都圏で競技場が不足している現状を説明し、海の森水上競技場は100年近く使える施設で、税金を使うのであれば、レガシー=遺産として残る競技場を選ぶべきだと主張したということです。
さらに、「アスリートファースト」の観点から、ほかの競技の選手と同じ選手村で選手どうしが交流することもオリンピックの意義であり、世界から来る選手たちの気持ちも考えるべきだと伝えたということです。
調査チームは来週、カヌーの競技団体からもヒアリングを行い、聞き取った意見などを踏まえ、提案について選択肢の絞り込みなどを進めることにしています。
一方、東京都の小池知事は、15日に宮城県登米市のボート場などを視察することにしていて、調査チームからの最終報告や視察結果などを踏まえ、競技会場についての判断を示すことにしています。
ボート協会「海の森でぜひやっていただきたい」
日本ボート協会の木村新理事長は、調査チームのヒアリングのあと取材に応じ、「東京でのオリンピックなので、選手には、東京の選手村に滞在して、そこから海の森水上競技場に向かってほしい。アスリートファーストという観点からも宮城県登米市のボート場は非常に遠い。他の競技と別の選手村で過ごすことになると世界選手権と変わらず、オリンピックとは言えないと強く訴え、何とか考慮していただきたいとお願いした」と話しました。
そのうえで、「変更した場合、基本的に仮設になるので、オリンピックが終わったら全て撤去することになり、レガシーとして何も残らない。恒設となる海の森でぜひやっていただきたいとお願いした」と提案どおり、海の森水上競技場での実施を要望したと話しました。
そのうえで、「変更した場合、基本的に仮設になるので、オリンピックが終わったら全て撤去することになり、レガシーとして何も残らない。恒設となる海の森でぜひやっていただきたいとお願いした」と提案どおり、海の森水上競技場での実施を要望したと話しました。