日本航空 羽田-NY線を来年復活の方向で調整

日本航空 羽田-NY線を来年復活の方向で調整
日本航空は、6年前に経営破綻してから新しい路線の開設が事実上制限されていましたが、来年4月にも、39年ぶりに羽田空港とニューヨークを結ぶ路線を復活させる方向で調整に入りました。
日本航空は、6年前の平成22年1月に経営破綻し、再建のためにライバルの全日空よりも国からの手厚い支援を受けたことから、国土交通省が新しい路線の開設などを事実上制限しています。
ただ、この制限は来年3月末で終わることから、日本航空は来年4月にも羽田とニューヨークを結ぶ路線を開設する方向で、国土交通省などと調整に入りました。
日本航空は、昭和53年5月に成田空港の開港に合わせて羽田からニューヨーク路線を移管しましたが、今回、国土交通省が認めれば、39年ぶりに路線が復活することになります。
羽田とアメリカを結ぶ昼間の時間帯の路線はことし2月の日米航空交渉で開設が認められ、全日空は今月30日から羽田とニューヨーク・シカゴを結ぶ路線を就航させることになっています。日本航空がニューヨーク路線を開設すれば、国内の航空大手2社の競争の激化が予想されます。