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【プロ野球】

DeNA、まさか2戦連続完封負け

2016年10月14日 紙面から

6回表2死、遊ゴロに倒れ厳しい表情のDeNA・筒香

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◇セCS ファイナルステージ<第2戦> 広島3−0DeNA

 1点が遠い…。DeNAが2試合連続の零封負け。マツダスタジアムのスコアボードにゼロしか刻めず、ラミレス監督は「2夜連続で厳しい試合になった。選手たちはバットが振れているが…」と頭を抱えた。

 ファーストストライクから積極的に振っていく打撃スタイルを逆手にとられている。小川打撃コーチは「隙のない投球をされた。際どいところに投げられて、自分たちのスイングをしているようで、できていない」と厳しい表情で分析。制球に優れる野村ら相手投手に打ち損じを誘われ、凡打の山を築いた。

 象徴的だったのが、4回2死満塁で一ゴロに倒れた倉本。初球、133キロのチェンジアップに手を出し「打ち急いだ。もう少しボールを見ていたら…」と悔しがった。試合前に「手が出ちゃうような、打ちたいところに投げてくる」と野村の投球術を警戒していながら、まんまと術中にはまった。

 チームの大枠が固まらずに苦しんでいた4月上旬の中日戦以来となる2試合連続零封負け。もう1敗も許されない崖っぷちに追い込まれた。

 指揮官は米国の格言「シーズンが終わるまでは終わらない」を引き「最後まで下を向かずに戦い抜く。得点しないと勝てない。打たないと勝てない。アシタ、アシタ」と前を向いた。まず1点。そうすれば呪縛は解けるはずだ。 (小林孝一郎)

 

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