蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【プロ野球】広島、快勝で日本シリーズ進出王手 きょう黒田で決めるぞ!2016年10月14日 紙面から
クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(6試合制)は13日、セ、パ両リーグともに第2戦が行われ、セは25年ぶりにリーグを制した広島が3位から勝ち上がったDeNAに3−0で2連勝した。広島にはリーグ優勝による1勝のアドバンテージがあるため、14日に勝つか引き分けると日本シリーズ進出が決まる。パ・リーグは2位から勝ち上がったソフトバンクがリーグVの日本ハムを逆転で破り、アドバンテージの1勝を含めて日本ハムの2勝1敗となった。日本シリーズにはアドバンテージを含め、先に4勝したチームが進む。 ◇セCS ファイナルステージ<第2戦> 広島3−0DeNA広島は1回、田中の二塁打を足場に丸の右前打で先制。3回は丸の犠飛で加点し、8回には田中が右越えソロを放った。野村は3回まで走者を出さず、その後も多彩な球種を使って要所を締め、6イニングを3安打無失点。今村、ジャクソン、中崎の継投も決まった。DeNAは単打ばかりの5安打で2戦連続の無得点。4〜6回は無死の走者を生かせなかった。 ◇ 白球が右翼スタンドへと吸い込まれていった。真っ赤に染まったスタンドから湧き上がった大歓声が、ダイヤモンドを一周する広島・田中に注がれた。 「何とか1点取りたかった。たまたま、浮いてきた変化球が引っかかってくれた。久々に気持ち良く打つことができました」と振り返った場面は2−0の8回だった。先頭で迎えた第4打席。三上の初球を、振り抜いた。貴重な追加点となるソロ弾。勝負の流れを決定づけた。 緒方監督は「打線でいえば1、2、3番。(田中)広輔がきのうから先頭で出塁してくれたり、3点目のあれ(ソロ本塁打)が大きかった。一気に勝ちを引き寄せる攻撃をしてくれた」と連日の活躍に賛辞を贈った。 「シーズン同様、1打席目は大事に入っているのでそれがいい結果になった。(1打席目は)二塁までいって、キク(菊池)がつないでくれた。丸も絶対かえしてくれると思っていた。そういう流れがシーズン中盤あったので、1打席目は絶対に出ようと思った」 1回、右中間二塁打を放ち、丸の右前先制打を呼び込んだ。3回は、先頭で打席に入ると四球で出塁し暴投で二進。菊池の再びの犠打、丸の中犠飛で追加点のホームを踏んだ。 絶好調を見せる鯉の1番。12日の第1戦から通じて6打席連続出塁。何度もチャンスを生み出した。「ヒットというより、(塁に出るなら)何でもいいやと思う気持ちで打席に入っています」と胸の内を明かした。 この日も早出特打で鈴木や野間などと共に打ち込んだ。今季は主に「1番・遊撃」として全143試合に出場した田中。それでも「まだレギュラーだと思っていないので」と気を緩めず、結果を追い求め続ける。 チームは第1戦に続き完封勝利。CS突破、25年ぶりの日本シリーズ進出に王手を懸けた。「あした(14日)で決めたいなと思います」と田中。勢いそのままに、32年ぶりの日本一へと突っ走る。 (井上慎也) PR情報
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