はじめに
タイ仏暦2559年(西暦2016年)10月13日水曜日午後3時52分、タイ国民から深く敬愛されていたプーミポンアドゥンラヤデート国王陛下が崩御されました。88歳でした。日本ではプミポン国王として親しまれていました。
昨晩14日の19時に王室庁から発表があり、本日15日、国全体が喪に服している状態です。人々、テレビ、新聞、インターネットといった具合です。歴史の記録として、本ブログの趣旨とは違いますが、主にインターネット上の変化を記事として残しておきたいと思います。
タイのGoogleロゴがグレーに
Googleを検索しようとして、まず驚きます。タイのGoogleのロゴがグレーになっています。Google
新聞を意味する「หนังสือพิมพ์」と検索すれば、タイのニュースサイトのほとんどは、モノクロであることが分かります。
驚いたのは普段カラーのGoogleの広告もモノクロになっています(モザイクですみません)。
もちろん、普段はカラー写真ですが、モノクロ化。シェアボタンもモノクロです。
新聞
新聞は普段ショッキングピンクなどで彩られたカラフルな紙面ですが、今日は、モノクロだったり、セピアだったり、カラーだったりとまちまちです。どれも、国王の偉大さを物語っています。
テレビ
昨晩からテレビはすべてモノクロ、もしくはセピア。すべてのチャンネルが国王の業績を振り返る同一番組になっており、放送を自粛しているチャンネルもあります。
Facebookも
タイ人のFacebookやLINEの顔写真が真っ黒だったり、モノクロになっている人が、大半で驚きました。
人々の様子も
転載元:産経フォト 記事は以下リンク
タイは14日から1年間の服喪期間に入りました。首相府がテレビの一斉放送で発表したところでは、
- すべての公的な場所、政府関係機関、教育機関および国営企業は、30日間半旗を掲揚する。
- 全ての公務員、国営企業従業員および政府機関職員は1年間喪に服す。
- 政府関係者は1年間喪服を着用すること。
- 一般国民は、適切な行動を考えて行動すること。
当然これに準じて、これから1年間は、一般企業や職員、国民も、喪服もしくは黒い服を着用するでしょう。特に都市部での服装に関しては、観光客は要注意です。
お祭りも中止ですので、11月などはチェンマイのコムロイ(熱気球)祭りもありません。正月、旧正月、来年4月のソンクラーン(水掛け祭り)はどうなるかは知りませんが、タイの政府観光庁HPもモノクロでした。タイに観光予定の方はチェックが必要です。
国王陛下の崩御について、タイ国民の皆様には心からお悔やみ申し上げます。以上、タイのインターネットの見たことのない景色をお届けしました。