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求心力維持に課題 就任1カ月 目立つ空回り

街頭演説をする民進党の蓮舫代表=東京都豊島区のJR大塚駅前で2016年10月11日、丸山博撮影
民進党の蓮舫代表が打ち出した路線

 民進党の蓮舫代表は15日で就任1カ月を迎える。代表選に圧勝して「提案路線」を掲げたが、空回りする場面も目立ち、求心力を維持できるかどうかが問われそうだ。

 「まだ確たる手応えがあるとは思わない」。蓮舫氏は13日の記者会見で提案路線について語った。「批判ばかり」(自民党幹部)という党イメージを払拭(ふっしょく)するのが目的だが、国会論戦では安倍晋三首相から「逆提案」される場面もあり、消化不良が続く。

 対決姿勢で臨んだ5日の参院予算委員会では自民党憲法改正草案の不備を指摘したが、首相に「答える立場にない」などとかわされ、「逃げないでください」といら立つ場面もあった。後見役の野田佳彦前首相を幹事長に起用した「身内重視」の人事への不満は残り、党内から「目立った成果はない」(ベテラン)との批判が漏れる。

 ただ、民主党政権時代の事業仕分けで活躍した高い知名度は健在で、「街頭に立つと多くの人が足を止め、耳を傾ける」(江田憲司代表代行)との評価もある。民進は14日に「税金無駄遣い解消プロジェクトチーム」の設置を発表。「蓮舫カラー」の打ち出しを急ぐ。【葛西大博】

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