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川口勝太デビュー10年目でタイトル初挑戦 WBOアジアパシフィック王座

世界王座奪取の報告会見を行った好川菜々と次戦を発表した川口勝太
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 「ボクシング・WBOアジアパシフィックスーパーフライ級暫定王座戦」(28日、カガヤン・デ・オロ)

 同級5位の川口勝太(32)=堺東ミツキ=が13日、大阪府堺市内で会見し、28日にフィリピン・ミンダナオ島カガヤン・デ・オロで同級暫定王者のラクニラン・ムアトランサラカン(タイ)に挑戦すること発表した。川口はデビュー10年目にして初のタイトル挑戦となる。

 念願のチャンスに「ようやくタイトルマッチ挑戦が決定して嬉しいの一言。堺東ミツキジムにお世話になり4月の移籍初戦で東洋ランカー(ジョナサン・フランシスコに勝ってから、ずっと次はタイトルマッチをお願いしますと言ってきた。(タイトルマッチ)に向けて準備をしてきたので、とにかくうれしいとしか言えない。チャンピオンはタイ国期待のホープで12戦全勝(9KO)の強豪だけどタイトルマッチが決まった時が自分のチャンピオンになる日だと思っていた。海外の厳しい環境ですが、必ずベルトを持って帰ってきます」と意気込んだ。

 野上真司マネジャーは「自分はアマチュア時代から川口を見ており、潜在能力の高い選手でいつかは必ずタイトル戦線に絡むと思っていた。しかし、センスに長けた選手の多くはそれに頼り、練習が疎かになることが多い。彼もその部類で、その能力を活かしきるエンジンがなかった。雅ジム時代から『必ずチャンピオンにする』と言ってきたので、移籍してきてからはずっとタイトルマッチを見据えてやってきた。この1年で彼はメンタル的に大きく成長した。ようやくチャンピオンになれる域に達してきた。満を持してのタイトル挑戦なのでこのチャンスを絶対に活かしたい」と話した。

 堺東ミツキジムの春木会長は「好川菜々が悲願の王座獲得を果たしたので、この勢いに続きたい。ジムに二つ目のベルトが来ることを確信しています」と期待した。

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