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竹中良が大差判定で東洋王座V2 来年は大きなチャレンジを

2度目の防衛に成功し笑顔の竹中(左)と三迫会長
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 「ボクシング・東洋太平洋フェザー級タイトルマッチ」(13日、後楽園ホール)

 王者・竹中良(31)=三迫=が同級1位のランディ・プラガ(28)=フィリピン=を3-0の大差判定(119-110、118-110×2)で下し、2度目の防衛に成功した。竹中は15勝(8KO)3敗1分。ブラガは19勝(5KO)2敗1分。

 竹中は慎重な立ち上がりからジャブ、左ボディー、右ストレートとリズムをつくった。サウスポーのブラガもボディーストレートから右フックで応戦。

 しかし、有効打で竹中が勝った。4回、8回の途中採点はいずれも竹中が圧倒し、最後まで優位に戦った。竹中は15年8月、王座を獲得した試合で右拳を痛め手術した。すでに完治していたが「ちょっと怖かった。一発当てるのに慎重になった」と振り返った。「チャンスがあれば右を合わせよう」とカウンターも頭にあったが、その機会はなかった。

 確実にリードした終盤は「セコンドも無理するな、と。丁寧にいきました」と話した。さらに「サウスポーに対する左フックやアッパーとか、修正するところがいろいろと見えました」と内容に満足してはいない。

 三迫貴志会長は「本人は納得いかない内容だったかもしれないが、防衛をクリアするのは難しいのだから評価はします。拳もケガがないようですし満足している」と勝利を喜んだ。さらに「最新ランクでWBCが13位ですか。他団体も含めて、来年は大きな勝負ができるようチャレンジしたい。今、盛り上がっているフェザー級戦線に食い込んでいきたい」と、気を吐いていた。

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