いもづるダウンローダーマニュアル

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アプリケーション概要

 いもづるダウンローダーはWebサイトのコンテンツを「芋づる式」に簡単にダウンロードするソフトウェアです。

 特定のWebサイトのURLを指定すると、リンクをたどりながら静止画や動画などのコンテンツファイルを高速にダウンロードします。

 リンク先からリンク先への「芋づるの長さ」は任意に指定することが出来、リンク階層が深くなりすぎないように調節することが出来ます。

 同時ダウンロードスレッドの数を増やすことにより、最大10倍速までの高速ダウンロードを実現します。(デフォルト: 5)

 拡張子を指定することにより、ダウンロードするファイルの形式を指定することができます。

 プロキシサーバーの設定も可能です。

 「サイトフィルタ機能」により、特定のドメインやサイトからのダウンロードを指定する、あるいは逆にアクセスを拒否することができます。

 「サイズ制限機能」により、ダウンロードするファイルのサイズを範囲指定することが出来ます。

 「サブフォルダ階層指定機能」により、ダウンロード先ディレクトリのデータ管理がしやすくなります。

バージョン 1.5.0 から連番URLに対応しました。


操作方法

メインダイアログ

メニューバー


「ファイル(F)」⇒「終了(X)」メニュー

 アプリケーションを終了します。


「設定(S)」⇒「詳細設定(C)」メニュー


  詳細設定ダイアログを表示します。



「ヘルプ(H)」⇒「このソフトについて(A)」


 このアプリケーションの名前とバージョン番号をダイアログ表示します。



「ヘルプ(H)」⇒「マニュアル(M)」


 オンラインヘルプを参照します。


「トップページのURL」テキストボックス

 トップページのURLを指定します。 アプリケーションはこのページに埋め込まれたリンクを階層的にたどってコンテンツをダウンロードします。

「保存先ディレクトリ」テキストボックス

 保存先ディレクトリを指定します。 


「ページに埋め込まれた画像(サムネイルなど)もダウンロードする。」チェックボックス

 このチェックボックスを有効にするとページ中に含まれる IMGタグのSRC属性を読み込んでダウンロードします。
 多くの場合、このIMGタグで表示される画像は縮小サムネイル画像であったり、バナー広告であることが多いのでチェックを有効にしない限りIMGタグの画像はダウンロードしません。


「外部サイトへのリンクを無視する」チェックボックス

 有効にすると、トップページに指定したURLと異なるWebサーバーへのリンクをすべて無視します。
 但し、例外サイトを詳細ダイアログのサイトフィルタで指定することができます。

「芋づるの長さ」スピンボタン

 スピンボタンの操作によって、テキストボックスに表示される数値が増減します。

 「芋づる」とは探索するハイパーリンクの階層の深さを示します。 これの数値が大きければ大きいほど、深くまでリンク階層をたどる事ができます。
 しかし、プロセス中でメモリリソースが不足するようなトラブルが発生することもあるので、通常は「2」か「3」あたりを設定すると良いでしょう。

 「ダウンロードスレッド数」スピンボタン

 スピンボタンの操作によって、テキストボックスに表示される数値が増減します。

 「ダウンロードスレッド」とは、同時に行なうことが可能なダウンロード処理の数です。 Ver1.5 では、これは1つのみでしたが、Ver2 からは同時最大ダウンロード処理数を10まで可能としました。

「現在のダウンロードページ」テキストボックス

 ダウンロード処理が開始された際に、時々刻々とダウンロードしているファイルのURLが表示されます。

「スタート」ボタン

 ダウンロード処理を開始します。

「ストップ」ボタン

 ダウンロード処理を中断します。


拡張子設定ダイアログ



「拡張子」テキストボックス

 ダウンロードしたファイルの拡張子をカンマ区切りで指定します。尚、拡張子の前のピリオドは不要です。

「規定値(I)」ボタン

 クリックすると、テキストボックスの内容が「jpg, mpg, wmv, flv, mp3, wma」に変更されます。


プロキシ設定ダイアログ




「プロキシを使用する」チェックボックス

 有効にすると、ダウンロードの際に以下に指定するプロキシサーバーを経由してコンテンツをダウンロードします。

「サーバーURL」テキストボックス

 プロキシサーバーのURLを指定します。

「ポート番号」テキストボックス

 プロキシサーバーのポート番号を指定します。


サイトフィルタ設定ダイアログ



「以下のサイトへのアクセスを許可する」チェックボックス&テキストボックス

 有効にすると、メインダイアログの「外部サイトへのリンクを無視する」以下のテキストボックスに示すサイトへのアクセスを許可します。

 テキストボックスには改行区切りで複数のサーバーを指定することができます。 また、ドメイン名も指定することができます。


「以下のサイトへのアクセスを拒否する」チェックボックス&テキストボックス

 有効にすると、以下のテキストボックスに記述されたサイトあるいはドメインに存在するファイルはダウンロードされません。

※許可サイトと拒否サイトに同一内容を記述した場合、許可サイトへの記述が優先されます。

 例) 許可サイト: image.hogehoge.com
    拒否サイト: hogehoge.com

   ⇒ この場合、image.hogehoge.com 以外の hogehoge.com ドメインに存在するファイルはダウンロードされません。



ファイルサイズ範囲設定ダイアログ


「ダウンロードするファイルサイズの上限値を設定する」チェックボックス

 有効にすると、ダウンロードするファイルのサイズが「サイズ上限値」テキストボックスの数値を上回った場合、ダウンロードをスキップします。(同じ値の場合はダウンロードされます。)

「ダウンロードするファイルサイズの下限値を設定する」チェックボックス

 有効にすると、ダウンロードするファイルのサイズが「サイズ下限値」テキストボックスの数値を下回った場合、ダウンロードをスキップします。(同じ値の場合はダウンロードされます。)



保存先サブフォルダ階層指定ダイアログ


「ダウンロードディレクトリのサブディレクトリ階層数」スピンボタン

 「無制限」を指定すると、保存先のディレクトリにWebサーバー名のディレクトリを作成し、さらにWebサーバに存在するコンテンツのディレクトリ階層と全く同じようにサブディレクトリを作成します。

 「0」を指定すると、保存先ディレクトリに直接ファイルを配置します。

「1」〜「20」の値を設定すると、保存先ディレクトリからこの数値の範囲でサブディレクトリ階層を作成します。



連番URLダウンロード


複数の URL またはそれらの一部分を一括して指定するには、その部分を中括弧で括ります:

http://site.{one,two,three}.com

あるいは [] で英数字の連番を得ることもできます:

http://site.numericals.com/file[1-100].txt

http://site.numericals.com/file[001-100].txt (桁を揃える 0 付き)

http://site.letters.com/file[a-z].txt

一括/連番指定の入れ子は今のところサポートされていませんが、複数のものを同時に用いることはできます:

http://any.org/archive[1996-1999]/vol[1-4]/part{a,b,c}.html


飛び飛びの連番が得られるように範囲にその間隔を指定することができます:

http://www.numericals.com/file[1-100:10].txt

http://www.letters.com/file[a-z:2].txt