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TPPの早期成立目指す 韓国で麻生太郎財務相が講演、日韓関係では「重要」と強調
麻生太郎副総理兼財務相は10日、韓国・ソウルで開かれたフォーラムで講演し、環太平洋連携協定(TPP)について「今国会中に国内法の手続きをきちんとやっていかなければならない」と述べ、承認案や関連法案の早期成立を目指す意思を強調した。
麻生氏は、TPPには農業関係者を中心に懸念の声があると説明。「政治のリーダーシップでこれを払拭する施策を、今まさに取りまとめようとしている」と述べた。
日韓関係については「政治的に困難な時期があったのは確かだ」とした上で、今年8月に自身が出席した日韓財務対話などを挙げ「緊密な関係が積み重ねられたことは、両国がいかに重要なパートナーであるかを物語っている」と述べた。(共同)