2016年10月12日

モンゴル最終日





非常に遅れましたが、モンゴルレポート最終回です。もう3カ月ぐらい過ぎてしまいました。すみません。


自分達のステージを終え、慌ただしくテレビやラジオのコメント収録や関係者との挨拶を交わしました。





しかしそんな事よりも嬉しい事がありました。なんと、モンゴルのthe youファンの方がずーーーっと出待ちしてくれていたのです。これには本当に感動した。




色んな事が短時間で過ぎて行き、目まぐるしかったけどやっと落ち着いてきた頃、田川さんとなおやはスケジュールの都合上すぐに沖縄に帰らねばならない為、そのままウランバートル空港へ。専用の送迎車に乗り、先に二人は会場を後にしました。後から聞いたら、乗り継ぎの韓国インチョン空港ではあわや乗り遅れる寸前だったとか。


モンゴルに残った僕とズナリ、長田さんは今回のプレイタイムフェスのメインアクトであるthe radio deptの出番を待ちながら、ロックフェスのあの浮世離れした雰囲気をこれでもかってぐらい楽しんだ。


いよいよレディオデプトのステージが始まった時。ほろ酔い気分が一気に覚めるぐらい彼等は普通に登場した。気取らないというか、音だけに集中しますという何とも言えない空気が舞台の上とオーディエンスとをハッキリ分けていた。






メンバーはTシャツにジーンズ、スニーカーみたいな出で立ちで、こんな奴等おれの地元、コザのゲート通りにいくらでもいるやんけってぐらい彼等は淡々と音を出す準備をしていた。

そしてゆっくりと演奏が始まった。爆音でもない。ギターの音も派手さはない。声を張り上げるわけでもない。ベースも単調。ドラムは8ビートのループ。笑顔で手を振る事もない。ほぼ棒立ちで大きなアクションもない。でも5000人(以上はいた)の客はもういても立ってもいられない状態で、みんな踊りまくる。

スウェーデンのバンドであるレディオデプトの事をモンゴルのオーディエンスみんなが知ってるとは思えないけど、もう一瞬でフェス全体を根こそぎ持って行ってしまった。楽曲と演奏だけであんなにも人を突き動かすとは。自分の憧れとするようなライブがそこにありました。

気付いた事は、彼等は常にテンションが一定だという事。ステージに上がる前もリハも。やる(やりたい)事が明確に決まっているからなんだと感じました。

何が起きてもそこがブレずにキープできていれば、準備も段取りもブレる事はない。本番に向け1個ずつ確実にクリアしていく。それ以外特に必要ない事であればやらない。余計な事はしない。

実際に彼等に聞いたわけでもないし普段の様子を知ってるわけじゃないのだけど、あんなにもヒョウヒョウとしながら大観衆を巻き込んでいく様を目の当たりにすると、理想の音を出す為の準備をどれだけ大事にしているかが伝わってきました。そしていかに自分がブレブレなのかが分かりました。目的を見失ってはいけない。

圧倒的な差がそこにはありました。これが世界基準かと。脳みそビリビリしました。

VIPエリアに戻ってきたレディオデプトと少し話す事が出来ました。カタコト英語で新曲が凄くクールだったと伝えると

「そう言ってもらって嬉しいよ!上手く行くかどうかとても心配だった。」

という答えがきました。
まるでヒューマンステージの楽屋で知り合いのバンドと話しているかのような会話。上手く言えませんが、自分にとってすごくやる気が出るやりとりでした。





レディオデプトでフェス二日目は終了。
体は疲れていたのか、部屋に戻ってからはあまり記憶がない。多分バタンキューだったんでしょう。



翌日。フェス最終日。そして我々もモンゴル最終日。この日は東京のバンド、ロットバルトバロンが出演する日でもあり、ホテルのロビーで偶然遭遇して話す事が出来ました。アジアツアー真っ只中で、この後は韓国、そして大阪、北海道という凄いスケジュールでした。活動の仕方についてもいろいろ聞く事が出来ました。そんなロットバルトバロンのステージも見ました。彼等もまた、世界中を飛び回ってライブしているだけあって貫禄のあるパフォーマンスでした。




そんなこんなで夕方頃までフェスを楽しみ、空港へ向かいました。その前にフェスのプロデューサー、ドルジさんに挨拶をしました。the youを凄く評価してくれているようで、お褒めの言葉をたくさん頂きました。まだまだ精進せねば。


帰路も同じくウランバートル→韓国インチョン空港→那覇。さすがに疲れも出てみんなグッタリという感じでした。でも帰りながら、次はどの国でライブしたいかとか、これからどんな活動をしていこうかとか、アイデアややりたい事が僕以外からもどんどん出て来て、モンゴル行く前とは確実にバンド自体の意識が変わっていました。もしかしたら行った意味はここにあったのかもしれない。


非常に良い経験をさせてもらいました。
帰ってきてから3カ月ほど経ち、ライブ含め少し表立った活動は減ってますが、バンド自体は活発に動いてます。何といっても現在レコーディング中です。一生懸命作ってます。


良いもの作って、作品で、ライブでみなさんに届けたいと思います。それが一番の恩返しだと考えております。個人的にも音楽に集中する環境に身を置く事が出来ていますので、もうしばらくお待ち下さい。

自分でも完成が楽しみです。


ありがとうございます。









  

Posted by THE YOU at 14:51Comments(1)イレイ
2016年10月06日

スマホを電話と呼ぶ




スマホを水没して約二か月。

データのバックアップもとっていませんでした。

ここ最近ワタクシに電話をくれたみなさん、

「はい、イレイです。」

みたいな他人行儀な第一声ですみません。あなたが誰なのか全然分からなかったのです。

不思議なのは、全く連絡とらない関係性なのに声で誰かすぐ分かったり、逆にしょっちゅう会うのに声だけでは名前聞くまで分からなかったり。多分ワタクシが先入観で電話に出てしまってるからだと思います。何でこいつ今日こんなに改まってるの?と思わせたみなさんすみません。

ごく親しい人々には早い段階で直接連絡先を聞けました。人々て。

射手座O型ウチナー長男、墓には「しむさ(もういいんじゃね)」と彫りたいぐらいの、タンポポよりユルフワで生きてきたワタクシはこの二か月、あの何百という連絡先のデータは一体何だったのかと思うぐらい全然困らんやんけと感じてましたが、すいませんやっぱ困ってきました。

以上の理由により、この二か月ぐらいワタクシと連絡とってないですよねという方、暇な時にでも連絡下さい。すぐライブの営業メッセージ付きで返事します(嘘)。自分が悪いのにこんな事ばかり書く己が憎い。


ケータイメール、PCメールどちらでもOKです。電話はすいませんショートメールでお願いしますm(_ _)m










  

Posted by THE YOU at 13:13Comments(0)イレイ
2016年10月05日

もう10月だという事





the youブログを長い間続けてきましたが、この数ヶ月は更新頻度がかなり落ちてしまいました。楽しみにしてくれていたみなさんすみません。今日からまたボチボチ書いていきます。

という事で、まずはお知らせから。

毎年応募している、ロッキンオンジャパン年末カウントダウンフェスの音源募集に今年も参加しています。一次審査を通過し、人気投票審査にぶち込まれています(毎回ここで落ちます)。

the youの音源募集ハンター担当であるズナリ曰く、今年は一次審査通過者発表で、最初の第1弾の10組に入っていたそうで、今までで一番良い感触なのだそうです。

これまでthe youは(というより僕は)オーディションに対してあまり積極的では無かったんですが、ミュージックフロムオキナワに応募した事がきっかけでモンゴルに行けた事もあり、今ではどこにチャンスが転がってるか分からんからやれる事はやるというスタンスに変わりました。ズナリの行動がthe youの進路と視野を一気に広げてくれた。さすがイリオモテスピリットはハングリーさが違うぜ。

特設サイトを見ると沖縄からの参加ミュージシャンも他に二組いて、みんなまとめて年末フェスに出れたら東京の居酒屋で泡盛で乾杯しようぜ!おれシマー全然飲めんけど!

そんなこんなで、スマホでポチッとするだけですのでお時間ある時によろしくお願いします!

10/11(火)18時迄となりますので、下記より投票とコメントのご協力をお願いいたします。

http://sp.jack.ro69.jp/contests/jack2016cdj/artists/34404



  

Posted by THE YOU at 10:44Comments(0)イレイ
2016年08月28日

すみません



ブログ止まってしまいすみません。

働いて帰って電池切れみたいにくたばる。
っていう生活に飲み込まれています。ようやく週末は何とか音楽の為に時間気力体力を確保出来るようになってきましたが、基本的にはカッツカツな毎日です。

色々考えて、この先の生き方も考えています。すみませんもうしばらくカッツカツですが、道は見えてきました。

只今、訳あって人生初の一人居酒屋です。
店員さんが気を使って、座敷席の僕にテレビが見える席に移動するようすすめてきましたが、

「ワンネーや、うぬウッチャカリやマシやさ。」

と追い返しました。

訳:
私はこの壁にもたれる感じが好きです


モンゴル続き、ちゃんと書くのでお待ち下さい






  

Posted by THE YOU at 22:12Comments(1)イレイ
2016年07月23日

モンゴル三日目本番

モンゴル三日目。いよいよ本番当日。


出番は夜なので、それまで自由な時間。田川さんのアイデアで、フェス会場からウランバートル市街地へ一時間おきに出ているシャトルバスでお土産を買いに行こうという話になった。

沖縄の路線バスサイズぐらいのバスに30分程揺られ、何の施設か分からない広場で下車。当たり前だけど、地理感覚ゼロで我々はあてもなく繁華街を歩き始めた。










一国の首都だけあって、ビルも多く道も広い。人も車も多い。とりあえず腹ごしらえしようと、行き当たりばったりで店を探した。大通りに面したテラスのあるカフェを発見し、そこで昼食をとる事にした。

BBQの串刺やサラダ等、色々飲み食いした。それにしてもモンゴリアンの方々、働かない(笑)日本の価値観で見てるからかもしれないけど。スーパーでも飲食店でも、従業員がボーッと突っ立ってる事が多い(笑)





我々が食事をした飲食店のスタッフも客から見える場所で一服。田川さんはその従業員に話しかけ仲良くなり、スーベニアショップ(お土産品店)の情報をゲットしていた(笑)

しばらく市街地を徘徊し、夕方ぐらいに再びバスで会場に戻った。

フェス二日目ともなれば、昼間からお客さんは沢山詰め掛けていた。モンゴルは日没が22時ぐらいの為、まだまだ夕方ぐらいの感覚でいたらいつの間にか出番が近づいていた。

ステージ袖でスタンバイしている時は不思議な気分だった。想像で思い描いていた状況に今正にいる。フェスの出番直前というシチュエーション。夢というのは一気に叶うもんではないんだなと思った。




自分でも気付かないぐらいゆっくり一歩ずつ進んでいくと、現実として時間と共にその中に突入していくので、準備や段取り、確認作業という部分に対応しなければならない。だから夢が叶う!と実感する事は無い。

ステージ袖ではもうさすがに全ての準備を終えて、その瞬間が来るのを待つというだけだったので、ふと自分が立たされている状況を改めて感じる事が出来た。今でこそ夢と言うのは大袈裟だと思ってしまうけど、でも高校生の頃は自分が海外フェスのデッカいステージで演奏するなんて夢にも思ってなかった。

自分のバンドのCDが店頭に並んだり、テレビラジオから流れたりするのも夢みたいな話だと思っていたけど、実際その場に立たされるとその瞬間を噛みしめるという事はない。次はこうしようとか、もっとこうやりたいとか、現実的な思考になっている。夢とはつかみどころのない不思議な世界だなと思いました。



とかなんとか言ってる間にいよいよ出番が来た。

バンドが入れ替わる転換タイムになるとお客さんはまた飲み食いしに行ったり休憩しに行ったりでステージ前からはいなくなる。本当に我々が演奏する時にはみんな戻って来てくれるのだろうか。

スタンバイを終え、いよいよ音を出すだけ。ステージ前にはほんの少しお客さんがいた。こっからどんだけこっちに引っ張って来れるかが勝負。




一曲目、音を出した瞬間。これは普段のライブハウスでもどこでも一緒たけど、この一瞬に気持ちが乗るかどうかで大きく方向性が決まる。乗らない時はどう修正しようか考えながらライブを組み立てていく。






いつもはそんな感じだけど、ここにきて色んな事が吹っ飛んだ。あまり何も考えられなかった。踊りまくってるお客さん、奥からゾロゾロ人が増えてくる。少しずつスペースが人で埋まっていく。






その景色を眺めながら演奏して、バンド続けてきて良かったなと思った。何にも変えられない経験をしているなと実感した。この時間を楽しもうと思った。

「ハロー!モンゴリア!」

mcでそう言うとお客さんは歓声と拍手で応えてくれた。ズナリは楽しすぎたのか、急に

「Yeaaaaaaaah!!!」

と叫んだ。すると大観衆も

「Yeaaaaaaaah!!!」

と返してきた(笑)
このやりとりを何回も繰り返すズナリ。おれは彼を止めなかった(笑)




今冷静になって思い返すと、ライブ前半はもうメンバーみんな勢いだけでガーッ!と演奏していた。そうならないように沖縄でリハを積んでいたのだけど、自分含めコントロールしきれていなかった。修行が足りない(笑)ただ今回はそれでも良いと思えた。

少し落ち着いた頃、ルーシッドドリーミングを演奏した。何を隠そう、オアシスみたいに特大野外フェスでみんなが大合唱する風景を思い描いて作った曲。大合唱はさすがに無かったけど、こういうゆっくりとした曲でも海外の人達は大きくグルーヴをとらえて踊りながら聴いてくれる。日本人はじっくり聞き入る事が多い。歌詞を噛み締めながら世界観に浸るからかもしれない。「歌」として感じるか、「曲」としてノるか、文化によって様々です。

パラシュートのイントロを始めた時、一部でワーッと歓声が上がったのは嬉しかった。知ってくれている人達がいる。フェスのプロデューサー、ドルジさん始め、事前告知ではthe youを沢山プッシュしてくれたようで、そのおかげ様様様です。何の実績もない我々を初フェスで20:30という重要なポジションを任せてくれた。








出番を終え、すぐ現地テレビやラジオの収録班に誘導されコメント録り。その傍で出待ちをしてくれているお客さんもいた。つべこべ言わず売れたい!!!と思ってしまった(笑)






一通り終わって過ぎ去ってから、夢みたいな時間だったと感じてます。夢ってのは過去にあるものなのか。




全部終えて、後はビール飲んでフードつまみながらトリのthe radio deptを待つだけ。

メンバーみんな、モンゴルに行くという事を一大決心して来た。でもこの時から既に、次はどの国で演奏しようかというモードに真剣になっていた。もう海外ライブは夢や憧れではなく現実として体にDNAとして刻み込まれてしまったのでした。


続く
  

Posted by THE YOU at 22:12Comments(2)イレイ
2016年07月17日

モンゴルレポ 二日目後半


朝のリハーサルを終え、ウランバートル中心市街地にあるブルームバーグTVへバンで移動。

その車内で、シンガポールのバンド、ANNA JUDGE APRILと仲良くなった。ベースのアッシュは日本のメロコアの大ファンで、ハイスタが大好きとの事。ズナリとかなり意気投合していた。

the youからイレイと長田さんがインタビューで音楽番組に出演する事になった。なぜ出演する事になったのか、その経緯は正直分からないのだけど、恐らく桜坂セントラルで我々のライブを見てブッキングしてくれたプロデューサーのドルジさんのはからいだと思います。今回the youはとても良い待遇を受けた。本当にありがたい事です。

東京丸の内にあってもおかしくないぐらいの立派なオフィスビルに到着。日本語ペラペラの男性スタッフが待っていてくれ、番組のインタビューでも通訳をしてくれた。




沖縄でもメディアのインタビューは多少なりとも経験した事があるので、変に気構えたりせず自然体な感じで受け答えしようと思っていた。あまり事前に答えを用意しないようにしていた。

が!モンゴルというか、海外のインタビューは日本とかなり違っていた。

自分達のバンドのマーケティングをどう考えているか?

今日本でインディーズバンドが売れるには難易度高いが、どうやっていくつもりか?プランはあるのか?

いきなりそんな事聞かれたもんで、ウッッ!となった。結構核心を突くような事をズバズバ聞いてくる。次第に言葉選びが慎重になり、堅苦しい感じの雰囲気になるイレイと長田さん。変な汗かいた。あまり気の利いた事も言えず、掴みどころのないインタビューになってしまった。










モンゴルの景色はどうですか?とか、どんな音楽の影響を受けてる?とか、日本で流行ってる音楽は?とか、美味しいの食べた?とか、そんなのが来ると思っていたら、音楽活動の中身に関する事ばかり聞かれた。なんかガチだなオイとか思ってたが、メディアからしてそういった見方をしているのであれば、なるほどどうりでモンゴルのバンドがあんなにレベル高いわけだと。その凄さを後に我々は思い知らされる事になる。



ブルームバーグTVを後にし、少し市内のスーパーで買い物。日本製品も数多く取り扱われていて、近所のスーパーでよく見るシャンプーやボディソープと同じやつがたくさんあった。あと、道路では日本車が全体の半分以上を占めていた。特にプリウスは日本より沢山走っていた。モンゴルには洗車という文化は無いようだった。

夕方、二回目のリハーサルをするため再びプレイタイムフェスのステージへ戻る。なんと二回目では、同行していた森脇さんがPAをしてくれる事に。PA卓近辺から音を聴いていて、ちょっとやらせてみて的な声をかけたら、じゃあユー本番までやっちゃいなよ!みたいなノリで代わってくれたんだと。森脇さんはプロのPAさんなので、安心して任せた(勿論現地PAさんもプロです)。

ズナリもマーシャルに適応し、無事リハ終了。ホッとしたおれはトイレに行った。するとトイレから出た瞬間、モンゴルの少女がおれを見るなり、

「っっっ!!!っっっ!!!」

みたいなリアクションをした。何事かと。何かおかしな事したかいな?と戸惑っていたら、

「the you!!the you!!」

とその子はハシャギ出した。まじかと。トイレ直後でちょっとヘンナーだったが

「Do you know me?」

と聞いてみると

「Yes!parachute!」

と。どうやら我々の持ち曲、パラシュートが好きらしい。

「We will play parachute tomorrow.」

と答えると、モンゴル語でかなりハシャギまくっていた。多分おれの予想では、マジかや!じゅんにな!?アラい!てーげーアガるやんに!と言ってたはず(モンゴル語で)。

更に写真をせがまれ、いっしょに撮影もした。沖縄でこんな経験はした事ないです。


そんなこんなしてたらいよいよプレイタイムフェスがスタート。早い時間はモンゴルの若手インディーズバンド。お客さんもマバラだけど、みんな踊ったりノッたりそれぞれ楽しそう。

我々もVIPエリアからくつろぎながら鑑賞した。ビール飲んでフード食べて、楽園とはこの事かと思うほど何一つ負の感覚が無い至福の時間だった。




途中、the radio deptがホテルの部屋の前で飲んでるという情報を得た長田さん。サイン貰うのは今しか無いと、メンバーみんなで話しかけに行った。the radio deptのみなさん、穏やかで非常に良い人たちだった。






再び会場に戻りフェス鑑賞。時間が進むにつれ、段々と放たれる音に気合いの入り方が完全に違うようになってきた。海外バンド、現地モンゴルの人気バンドが次々出てきて、圧巻だった。モンゴルのバンド、普通にヨーロッパ辺りのギターロックと何ら変わりありませんでした。レベル高い。トリのレモンズはもうU2みたいな感じだった。






いよいよ翌日が本番。このままだと朝になるまでアドレナリン出そうだったので、興奮冷めやらぬまま部屋へ戻り体を休めた。

もうこの時点でメンバーみんな来て良かったと連呼していた。


三日目へ続く


  

Posted by THE YOU at 09:55Comments(2)イレイ
2016年07月13日

モンゴルレポ 二日目前半


モンゴル二日目。

この日は朝9:40からリハーサルという事もあり、若干睡眠不足ながら7:30起床。モンゴルの朝も寒かった。

洗顔を済ませ、コテージ式のホテルの部屋を出た瞬間。


何だこれは!!!!




沖縄では見た事ない景色が広がっていた。昨夜ホテルに到着した時は暗闇だった為何も見えなかったが、まさかこんな景色が広がっていたとは。他メンバーもこの景色には感動していた。




6時からやってるはずなのに8時半にオープンしたレストランで朝食をとっていたら、なんと隣の席にthe radio deptが!!予想外の展開に、一番のファンである長田さんは心の準備が出来ておらず、パンにバターぬりながら静かに彼等を見守るだけだった。


食事を済ませ、ホテルの裏手に広がるだだっ広い草原に組まれたフェスのステージへ徒歩で向かう。




山々に囲まれた草原の中にある巨大ステージ。the youが会場入りした時にはモンゴルのメタルバンドが轟音を轟かせていたのだけど、圧倒的な山々や雲一つない空に吸い込まれていった。





いよいよthe youリハ。この日の為に入念に機材の準備をしてきた。日本とは電圧が違う為、変圧器を用意して持参したり、電源タップ(コンセント)の形状も違う為、モンゴルの形状に合わせた変換タップも用意したり。ギター陣の各足元(エフェクター)に必要な電圧等、他にもこちらのリクエストを事前に英語に訳して細かく伝えたり。

かなり準備をしていったのだが!リクエストとは違うギターアンプがセットされていた(マー◯ャル)。戸惑うズナリ!他にはもうアンプはない。しかしこの場に及んでウダウダ言ってられん。マー◯ャルでいったろやないか!と準備を進めたのだが、まさかのエフェクタートラブル!テンパるズナリ!親切な現地ローディーが三人ぐらいズナリのエフェクターボードを囲む。

時間がないのでズナリ抜きの四人でリハを始め、事態改善を祈りながらサウンドチェックを進めた。

リハ最後の一曲になって、やっとズナリ復活。しかし使い慣れないマー◯ャルをつかめないまま時間切れ。モンゴルまで来たのにここで引き下がるわけにはいかんと、スタッフ側と交渉し、夕方のイベント開始前に再度the youでリハをさせてもらえる事になった。ありがたい。いやしかし、PAさんもローディーさんもシステムもレベル高かった。





よく見たらthe youの次にリハをするのはradio deptだったらしく、彼等はステージ袖で我々の演奏を見てくれていた。そこでやっと挨拶を交わす。長田さんは後でサインくれ!と約束をとりつけていた。


後でまたじっくりリハを出来るのならと、安心してその場を去り、次の予定へ向かう。なんと、モンゴルで一番大きなテレビ局であるブルームバーグTVの音楽番組出演の為、再びウランバートル市内へ向かった。




  

Posted by THE YOU at 00:47Comments(0)イレイ