MVNOサービスを手がける日本通信は、データ容量が月間25GBの新プラン『b-mobile SIM 25GB定額』(以下、『25GB定額』)を10月17日より提供開始します。NTTドコモのLTEと3G通信網を使った大容量データ対応プランで、SIMのパッケージ料金は3000円(税別)。
その名の通り、データ通信が月間25GBまでと大容量ながら、データ通信専用プランは月2380円から、音声付きプランでも月3180円という価格がポイント。またいわゆる「3日間通信制限」など、一定期間での通信制限(速度制限)もない点も特徴です。
なお、同社が支援するパートナーMVNOからも、同様のプランが提供される予定となっています。
『25GB定額』の月額基本料は、データ専用SIMが2380円(税抜、以下同)、SMS付きデータSIMが2510円、音声通話SIMが3180円。SIMパッケージはそれぞれに対して、標準SIM、microSIM、nanoSIMの合計9種類となります。
月間25GBまでは通信速度の制限なくデータ通信を利用でき、月容量の25GBを超過した場合にのみ通信速度が200kbpsに制限されます(ただし注意事項には「動画再⽣や連続したデータ通信にはトラフィック制御を設けています」との一文もあるため、詳細は不明ながらまったくの無制限というわけではありません)。
25GBを超えた場合の追加のデータ通信量追加料金は、100MB/300円か、500MB/1200円です。なお最低使用期間は音声通話付きプランのみで5カ月間。5カ月未満での解約料は8000円です。また、同社既存プランからの移行には対応しません。
さらに音声通話SIMでは、月額500円(税別)の「通話3分定額オプション」に加入することで、1日50回まで、3分以内の国内通話をかけ放題で利用可能です。ただし利用には、専用アプリ「b-mobile電話」からの発信が必要で、3分を超えた部分の通話料は30秒あたり10円となります。
なお、定額オプション非加入時でも、専用アプリからの発信時は30秒あたり10円で、そのほかの発信では30秒あたり20円となります。
日本通信によると、データ容量が無制限のプラン契約者のうち98%の方は、月間データ使用量が25GB以内になるとのこと。『25GB定額』は、大容量のデータ通信を快適な通信速度、かつ合理的な価格で提供することを目指して開発したもので、「PHS時代からあわせて14年以上にわたりデータ通信の定額使い放題を提供してきた」同社ならではのベストプラクティス(最適解)だとしています。