前回、シェアハウスは決して恋愛しづらい環境ではないのだということをお伝えした。しかしその上で、シェアハウスは「彼氏、もういらないかも★」と思いやすくなる空間であることは否定できない。アラサー独女がそういうことを言っては世も末だが、これには私なりの理由がある。
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私がシェアハウスに住み始めたのは24歳の秋。当時は「シェアハウスって彼氏が出来づらいんじゃない? 大丈夫?」といったフワフワした質問が多かったのだが、シェアハウス生活7年が過ぎ、31歳を迎えた今、その質問内容は「シェアハウスにこのまま住んでると、婚期遅れるよ?!?!」という説教めいた恐ろしいもの変わりつつある。そのうち「今すぐシェアハウスを出なさい!」という恫喝をされることも……。
先日お伝えした通り、シェアハウスは決して恋人が出来づらい環境ではない。寮や実家に住む程度の配慮は必要なものの、恋人だって連れ込める。しかし、私はシェアハウスに住み始めてから徐々に「あ、恋人いらないなー」という想いが強くなってきた。2年前くらいまでは「この気持ちは恋愛に対する怠慢だ、頑張らないと!!」と自らを奮い立たせて合コンに行ったりもしたが、最近ではもう「結婚もいらないかもな」という悟りを開き始めている。
シェアハウスに住んでいたら、結婚の必要がなくなってきた。
まず主張しておきたいのだが、シェアハウスに住んだ人の婚期が100%遅れるということはない。一緒に住む夫婦のうち1組は同じシェアハウスのメンバー同士で結婚したカップルだし、もう1組も、お互い違うシェアハウスに住んでいたものの全く違う場所で出会い、結婚した。シェアハウスに住む妙齢の後輩達よ、安心してください。
私自身も、結婚はしたいという気持ちはある。しかし、なぜ私は結婚したいんだろう?
「恋人いらないかも」「結婚もしなくていいのかも……?」と悟りを開き始めたとき、改めて「自分は結婚に何を求めているのか」を考えてみた。
1. 寂しいから一緒に暮らす人が欲しい
2. 老後、ともに過ごせる人が欲しい
3. 子供が欲しい
ここまで考えて、私は気づいた。結婚に求める1、2の理由を私はすでにシェアハウスで満たしてしまっているから、恋人作りのモチベーションが消え失せはじめているのだ。
シェアハウスをしていると、寂しいという気持ちは消え去る。リビングにいけば誰かしら要るので、常に話し相手はいるし、同世代も多いので仕事とかで悩みがあっても相談できたりもする。一人家に帰って「寂しい……」という状況が発生しないのだ。
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