続・沖縄県は、先進国ニュージーランドを見習え!~野良猫野良犬放置によるヤンバルクイナの危機



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 前回記事、沖縄県は、先進国ニュージーランドを見習え!~野良猫野良犬放置によるヤンバルクイナの危機、の続きです。前回記事では、①3年ほど前から沖縄県で野犬が急増して沖縄県の希少生物、ヤンバルクイナが野犬の捕食被害に遭っている、②その原因は、動物愛護系国会議員の殺処分数の多い沖縄県に圧力をかけているために、犬猫の引取りを沖縄県が事実上停止している、ことをあげました。今回記事では、③沖縄県の犬猫引取り停止の具体的な実態、について述べます。


 繰り返して申し訳ありませんが、前回記事で引用した、沖縄県でのヤンバルクイナの野犬被害を報じたニュースを引用します。地元メディア、沖縄タイムズの記事、野犬の群れに母子囲まれる 沖縄で被害相次ぐ(2016年9月9日)。


今年に入り、沖縄県国頭(くにがみ)村楚洲や安田、辺土名で野犬が群れで徘徊(はいかい)し、人を取り囲んだり追い掛けたりするなどの被害が出ている。
NPO法人どうぶつたちの病院沖縄の長嶺隆理事長は「犬は群れをなすと凶暴化し人を襲う可能性もある」と早急な対策の必要性を指摘している。
野犬は3年ほど前から急増し、20匹近い群れで徘徊する様子が目撃されている。
野犬の群れの目撃が多い楚洲では、ペットがかみ殺されたり、けがをするケースも出ており、背景に犬の不法投棄が増えたことがあるとみる。
天然記念物のヤンバルクイナやケナガネズミなどの希少動物が野犬に捕食される被害も出ている。
発見されたクイナの死骸の多くから犬のDNAを検出している。



 前回記事では、サマリーで述べた通り、沖縄県での野犬の急増は、「原因は、動物愛護(誤)系国会議員が殺処分数の多い沖縄県に圧力をかけているために、犬猫の引取りを沖縄県が事実上停止している」、ことをあげました。「沖縄県の保健所の犬猫の引取り停止の実態」について、読者様から匿名でコメントをいくつかいただいてます。その中から引用します。


(匿名様)
沖縄県では、犬猫の引取り拒否をする愛護センターのおかげで現在、ノラ猫と野良犬(捨てられた飼犬)が増え続けています。
沖縄県では、不適正飼育が多いのが現状です。
引取り拒否が原因でいま希少動物(ヤンバルクイナ)が野良犬、野良猫に食べられ続けています。
よく聞く話が愛護センターに引取り依頼をしても何度も断られるそうです。
特に野良猫。
所有者不明猫は、本来引き取りしてないといけないはずなのに拒否するようで、そうなると沖縄では、○○○の方にすてられる犬猫が倍増したようです。(16/10/07 )

引き取り拒否は、愛護センターと書簡する課が愛護団体から苦情をうけたのも原因みたいです。
×××市の行政にも愛護センターと愛護団体からの苦情があり、猫を保護捕獲するための捕獲器を市民に貸し出さないように 愛護センターに指導されたようです。
行政が貸し出さないなら私は、自分で購入し、不明猫を愛護センターにとどけていましたが、今年にはいってから、駆除目的で保護した猫は引き取らないとか、飼猫かもしれないからひきとらないとか電話で言っていました。
犬に関しては、飼犬の引取りを何度も拒否するようです。
新しい飼い主をさがしなさいとか自分でどうにかしなさいと言われるようです。
終生飼育の原則はわかりますが、飼い主が止む得ない事情で、飼えなくなって、犬をもらってくれる人もみつからず、同しようもない場合に引取り依頼をお願いしているのにもかかわらず拒否する愛護センターの対応に疑問を感じます。
自分も愛護法は、少し勉強したので愛護センターが35条3項に違反しているのを指摘したら電話対応の方はきちんとこたえてくれないし、あげくのはてに、猫をにがしなさいとかいう始末です。
現在、沖縄県の市町村で所有者不明猫をとるところはないようです。
例外は、生まれたばかりの子猫と負傷猫はとるようです。
以上のことが原因で北部の○○○に捨てられる犬猫がふえたようです。(16/10/08)



 想像以上に、沖縄県の愛護センター(保健所)の犬猫引取り拒否の実態は深刻であると感じます。読者様のコメントの文面からは、動物愛護(誤)系国会議員の圧力とともに、それに乗じた地元の動物愛護団体の妨害活動があることが伺えます。
 また、動物愛護系国会議員の圧力の他、平成25年の動物愛護管理法の改正(動物の愛護及び管理に姦する法律 - 環境省 平成25年9月1日施行)、「終生飼養義務」が盛り込まれたことも、愛護センター(保健所)の引取り拒否に拍車をかけていると思われます。本法改正点の「終生飼養義務」は、必ずしもすべてのケースにおいて動物愛護センター(保健所)が飼い主から引取り拒否をする理由とはなりません。しかし事実上、「引取り拒否」の根拠とされているようです。

 ヤンバルクイナの捕食被害は、野犬だけではありません。近年は野犬による被害が増えて問題視されていますが、かねてから野良猫による被害は指摘されていました。環境省は、野良猫(ノネコ)による、ヤンバルクイナの捕食被害が深刻であることを公表しています。
 環境省の資料、ヤンバルクイナ、では、ヤンバルクイナに関してこのように明記されています。「絶滅危惧ⅠA類(環境省第4次レッドリスト) 沖縄島のみに分布する固有種 平成26年現在、約1500羽が生息していると推定されている。生息を脅かす要因~外来生物であるマングースやノネコによる捕食」。

 前回記事で述べた通り、沖縄県の犬猫引取り拒否の原因とも言える、動物愛護(誤)系国会議員のグループ、「犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟」(通称・ハッピーゼロ議連)に参加している、前参院議員の安井美沙子氏はこのように述べています。「日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い。国として殺処分数の目標を立てるなど、なんとか数を減らせないだろうか。声なきもの、弱い存在をないがしろにする国は*1、先進国とは言えません」。
 では、海外の先進国の在来生物を外来生物の野良猫や野良犬から保護する取り組みはどうなのでしょうか。その問題に先進的に取り組む、ニュージーランドの政府方針と、今後実施される、の在来生物保護施策についてみてみたいとおもいます(続く)。


(資料)

・ワシントン・ポスト社の記事、New Zealand vows to kill every weasel, rat and feral cat on its soil 「ニュージーランド政府は、その国土上のすべてのイタチ、ネズミや野良猫を殺すことを誓います」。2016年7月25日。

連載の後ほどで、海外先進国の、野良犬野良猫などの外来種による希少な在来生物への被害対策と沖縄県を比較します。
ニュージーランドは、国土で野生化して生息している外来哺乳類の全てを駆除して根絶する方針です。
日本語訳と解説は、次回以降の記事で行います。


(動画)

ヤンバルクイナ 2009/04/09公開


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沖縄県は、先進国ニュージーランドを見習え!~野良猫野良犬放置によるヤンバルクイナの危機



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 現在沖縄は野犬の数が増え、深刻な問題が生じています。人に対する危険性の他に、沖縄の固有種で大変希少な絶滅が危惧されているヤンバルクイナを増えた野犬が捕食しているのです。野犬の増殖以前から、野良猫によるヤンバルクイナの捕食も問題となっていました。沖縄の野犬野良猫の増殖の問題、そしてその背景を分析します。その上で同様の問題に直面している海外の先進国の対策と沖縄県を比較します。


 まず、沖縄県における野犬の増殖と、それにともなう問題について述べます。地元メディア、沖縄タイムズの記事、野犬の群れに母子囲まれる 沖縄で被害相次ぐ(2016年9月9日)、から引用します。


今年に入り、沖縄県国頭(くにがみ)村楚洲や安田、辺土名で野犬が群れで徘徊(はいかい)し、人を取り囲んだり追い掛けたりするなどの被害が出ている。
NPO法人どうぶつたちの病院沖縄の長嶺隆理事長は「犬は群れをなすと凶暴化し人を襲う可能性もある」と早急な対策の必要性を指摘している。
野犬は3年ほど前から急増し、20匹近い群れで徘徊する様子が目撃されている。
野犬の群れの目撃が多い楚洲では、ペットがかみ殺されたり、けがをするケースも出ており、背景に犬の不法投棄が増えたことがあるとみる。
天然記念物のヤンバルクイナやケナガネズミなどの希少動物が野犬に捕食される被害も出ている。
発見されたクイナの死骸の多くから犬のDNAを検出している。



 「野犬が3年前から急増した」理由ですが、私が思うところを述べます。沖縄県は他都道府県に比べて犬猫の殺処分数が多かったのです。沖縄県の殺処分数の多さに対しては、しばしば動物愛護団体が非難の的としました。さらい追い討ちをかけたのが、、「犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟」(通称・ハッピーゼロ議連)の設立と、参加者、民主党・新緑風会の安井美沙子前・参院議員の参院での発言です。なお、「犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟」(通称・ハッピーゼロ議連)は、2015年2月12日に設立しました、超党派の議員約60名が参加し、会長には元厚労相の尾辻秀久参院議員、事務局長には社民党の福島みずほ氏が就任しています。
 前・参院議員、「犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟」(通称・ハッピーゼロ議連)は、参院で都道府県別の犬猫殺処分の具体的数字を上げて、あからさまに殺処分数の多い県を非難したのです。そのうちの一つは沖縄県でした。それを報じる、東洋経済online の記事、「犬猫殺処分ゼロ」実現への高いハードル 超党派の議員連盟が発足、今後の課題とは?(2015年2月18日)、から引用します。


(2015年)2月12日に「犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟」(通称・ハッピーゼロ議連)の設立総会が開かれた。
会場では資料として「全国
都道府県知事からのメッセージ集」も配布された。
犬猫の殺処分は自治事務であるため、各自治体の取り組み方が重要になる。
これを読むと、香川県や沖縄県では殺処分数が多い一方で、目覚ましい成果を上げているのが神奈川県で、2013年度には「犬の殺処分ゼロ」を達成した。
民主党・新緑風会の安井美沙子参院議員は、ハッピーゼロ議連のメンバーで、(2月)10日の参院決算委員会では「動物収容・譲渡対策施設整備補助金」について質問した。
日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い。国として殺処分数の目標を立てるなど、なんとか数を減らせないだろうか」。
質問する際に安井氏は、資料として殺処分された犬や猫の死体が重なっている写真を委員会で配布した。
「声なきもの、弱い存在をないがしろにする国は*1、先進国とは言えません」。


*1、アメリカ合衆国とフランスにおける犬猫殺処分数は高位推計で日本の10倍です。またイギリスの公的犬殺処分数は日本より多いのです。イギリスでは、動物保護施設や犬ブリーダーなどが私的に殺処分を行っています。ドイツも自治体によっては、日本より多くの犬の公的殺処分を行っています。そのほか、狩猟駆除が広く合法的に行われ、それらを合わせた事実上の殺処分数は日本の数倍です。安井美沙子前議員の発言は問題がありますので、後ほど改めて記事にします。


 このように、国会議員によるあからさまな「殺処分数」が多い県に対しての非難、圧力が近年続いていたのは間違いありません。またそれ以前の平成24年8月24日に、衆参両議院環境委員会において、動物愛護管理法改正に関する付帯決議が可決されました。付帯決議は、法律的な拘束力はありませんが、政府はこれを尊重することが求められます。第12号 平成24年8月28日 第180回国会 環境委員会 第12号
 この付帯決議においても、「自治体に対して犬猫の引取り数の更なる減少を目指すこと。殺処分頭数をゼロに近付けることを目指して最大限尽力するよう、各地方自治体を指導すること」が謳われています。先に述べた通り付帯決議は法的拘束力を持ちませんが、これを根拠にして多くの国会議員や愛護団体などが、有形無形の、自治体による犬猫の引取りに対して圧力をかけていたのは間違いありません。

 これらの超党派の国会議員連や付帯決議(いずれも法的拘束力はない)を根拠として、各都道府県の動物愛護センターは、動物愛護団体らの圧力がさらにましたことは想像に難くありません。つまり、「引取りをするな」「殺処分を減らせ。それを数字で示せ」「殺処分ゼロにしろ」です。それを裏付ける、読者様からの情報提供をも頂いています。
 沖縄県は、予てより全国都道府県の中では殺処分数が多い県でした。ですからより「殺処分を減らせ」という圧力が高かったと容易に想像できます。例えば沖縄県は、「気候が温暖で野生動物の生息密度が高く、野良猫野良犬が生存~自然繁殖しやすい」や、「地域の習慣として犬猫は放し飼いが多い」などの特殊性も殺処分数が多い背景だと思います。しかしそれを無視して、早急に「殺処分を減らす」ために「犬猫の引取り拒否」が横行し、「野犬、野良猫の増大」を招いたのだと思います。それがヤンバルクイナの野犬の捕食被害の増大などの深刻な問題を生じさせたのです。次回は、「現に動物愛護活動家らの圧力により、沖縄県が事実上犬猫の引取りを拒否して引取り業務がストップしている状態」であることを述べます(続く)


(動画)

ヤンバルクイナ 犬に襲われる被害“対策が必要” 2016/09/18 に公開




(資料)

・ワシントン・ポスト社の記事、New Zealand vows to kill every weasel, rat and feral cat on its soil 「ニュージーランド政府は、その国土上のすべてのイタチ、ネズミや野良猫を殺すことを誓います」。2016年7月25日。

連載の後ほどで、海外先進国の、野良犬野良猫などの外来種による希少な在来生物への被害対策と沖縄県を比較します。
ニュージーランドは、国土で野生化して生息している外来哺乳類の全てを駆除して根絶する方針です。
日本語訳と解説は、後ほど行います。

生きたままサメの釣り餌にされる子犬子猫~フランスのリゾート島での動物虐待



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(Zusammenfassung)
Frankreich
Französisch Tierquälerei
Auf Martinique finanzieren die Kommunen jährlich die Tötung von ca. 3000 Hunden mit Geldern der öffentlichen Hand.
Auf Réunion, wo es die größte Zahl von Straßenhunden gibt, werden Hunde als lebende Haifischköder verwandt.


 「生きたまま釣り針を刺されて、サメ釣りの生き餌にされる犬や猫」。これはフランスのリゾート地で実際に行われていたことです。この残酷な行為は、多くの動物愛護団体を震撼させました。この犬と猫を生き餌にしたサメ釣りは、フランス国内外から批判を受け、反対運動が行われました。現在では禁止されていますが、まだ法整備は十分とは言えないようです。


 ベルギーのブリュッセルに本部を置く、動物保護活動をしているヨーロッパの獣医師の団体があります。Ärzte für Tiere in Brüssel bei der SANCO 「ブリュッセル 獣医師協会 SANCOO」です。この団体はフランスの動物愛護の遅れ、動物虐待を批判しています。同団体のHP、Frankreich 「フランス」より(ドイツ語)、では、フランスのリゾート地で、生きた犬猫を餌にしてサメ釣りが行われていたことが述べられています。以下に引用します。


Auf Martinique finanzieren die Kommunen jährlich die Tötung von ca. 3000 Hunden mit Geldern der öffentlichen Hand.
Die Tiere werden von Hundefängern mit Futter angelockt, mit Narkosepfeilen betäubt, auf LKWs geworfen und zur endgültigen Vernichtung in die Tötungsstation gekarrt.
Man ist stolz darauf, mehr als 100 Tiere pro Tag töten zu können.
Im Gegensatz zum übrigen Frankreich beträgt die Aufbewahrungsfrist für Fundtiere hier nur 4 Tage.
Weitaus mehr Hunde sterben durch die vergifteten Bouletten, die überall ausgelegt werden.
Unter den Opfern sind auch immer wieder Hunde, die mit ihren Besitzern angeleint spazieren gehen. Das Sterben kann Tage dauern.
Das Sterben kann Tage dauern.
Die durchschnittliche Lebenserwartung eines Hundes auf den Inseln beträgt 2 - 3 Jahre, im übrigen Frankreich 11 Jahre.
Auf Réunion, wo es die größte Zahl von Straßenhunden gibt, werden Hunde als lebende Haifischköder verwandt.
Man steckt sie an Angel haken, verstümmelt sie, damit das Blut die Haie anlockt, und wirft die schreienden Bündel über Bord.
Diese Haifischfütterungen werden teils touristisch vermarktet.
Es gibt Leute, die für dieses grausige Schauspiel zahlen.

マルティニーク島では、毎年約3000頭の犬の殺害のために、自治体が資金を国民から調達しています。
犬猫たちは、餌で捕獲者におびき寄せられ、麻酔の吹き矢で麻痺させられた後にトラックの上に投げ入れられ、殺害ステーションで最終的に殺害されるためにカートに乗せられます。
捕獲者は、一日辺り100頭以上の犬猫を殺すことを誇りに思っています。
フランスの他の地域とは異なり、マルティニーク島での公的に捕獲された動物の収容期間は、たったの4日間です。
さらに多くの犬は、どこにでも置かれている犬毒殺用の肉団子により死にます。
(毒餌で)被害を受ける犬の中には、飼い主にリードでつながれて散歩する犬が常にあります。
(毒餌を食べた犬は)瀕死状態で、死ぬまでに数日かかることがあります。
フランスの他の地域の犬の平均寿命は11年ですが、マルティニーク島の犬の平均寿命は2 - 3年です。
野良犬が最も多い、レユニオン島では、犬は生きたままサメの釣り餌として使用されています。
釣り人は、犬に釣り針を刺して付け、流れ出た血がサメを引き付けるために、引き裂いた犬を、悲鳴を上げたまま船外に投げ入れます。
このサメの栄養(サメ釣りの生き餌にされる犬)の一部は、観光客に販売されています。
この残酷な事のために、お金を支払う人がいるのです。



 このような、サメ釣りに犬(猫でも行われている)の生き餌を用いる、フランスのリゾート地、レユニオン島の行為について、フランス国内外から批判されていました。また反対運動も行われていました。現在は一応法律で禁じられたようですが、法規制は十分ではないようです。
 その経緯について、ニュースソースを例示します。大変権威ある学術誌、nationalgeographic 「ナショナル ジオグラフィック」の記事、Dogs Used as Shark Bait on French Island(英語) 「フランスの島で、サメの餌として用いられる犬」より引用します(記事の公開日時は不明)。


Stephanie Roche of the Brigitte Bardot Foundation, another animal-welfare group in Paris, confirmed that live animals are used as bait on Réunion.
The Bardot organization has been fighting the practice for a decade.
Last month, it became illegal for fishing boats to carry any live or dead dogs or cats.
The French Embassy in Washington, D.C., issued a written statement condemning the use of dogs as shark bait, emphasizing that such acts are illegal and will not be tolerated in the French territory.
Both the Royal Society for the Prevention of Cruelty to Animals in the United Kingdom and the Thirty Million Friends Foundation are asking animal lovers to sign a petition urging the French government to step up enforcement of laws against the use of live dogs as bait.

ブリジット・バルドー財団(フランスの大女優、ブリジット・バルドー氏が運営する動物愛護団体)の、パリの動物愛護グループのステファニー・ロシュ氏は、生きた動物がフランスのレユニオン島で、(サメ釣りの)餌として使用されていることを確認しました。
バルドー氏の団体は、10年間戦ってきました。
先月漁船は、いかなる生きた、もしくは死んだ犬や猫を積むことが違法となりました。
ワシントンD.C.のフランス大使館は、そのような行為(生きた犬猫をサメ釣りの餌にすること)は違法であり、フランス国内では許容されないことを強調し、サメの餌として犬を用いることを非難する声明書を発表しました。
イギリスの王立動物虐待防止協会(RSPCA)とThirty Million Friends Foundation 「サーティ・ミリオン・フレンズ・財団」の両団体は、サメ釣りの餌として生きた犬の使用を禁止する法律の施行をさらに強化することを促す、フランス政府に対する請願書への署名を動物を愛する人達に求めています。



(動画)

 サメ釣りで生き餌としてもちいられているのは、犬の他猫もあります。LIVE CAT FOR SHARK BAIT...2011年2月20日公開。

フランスにおける野良犬の狩猟駆除と行政による野良犬猫捕獲と殺処分



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(Zusammenfassung)
Frankreich
Französisch Tierquälerei
So wurde in einigen Gemeinden in der Ardèche das Abschießen streunender Hunde gestattet.
Auf Martinique finanzieren die Kommunen jährlich die Tötung von ca. 3000 Hunden mit Geldern der öffentlichen Hand.


 ベルギーのブリュッセルに本部を置く、動物保護活動をしているヨーロッパの獣医師の団体があります。Ärzte für Tiere in Brüssel bei der SANCO 「ブリュッセル 獣医師協会 SANCOO」です。この団体はフランスの動物愛護の遅れ、動物虐待を批判しています。その一つに「野良犬の狩猟駆除が認められていること」「リゾート地での犬猫の大量捕獲と殺害」が取り上げられています。


 Ärzte für Tiere in Brüssel bei der SANCO 「ブリュッセル 獣医師協会 SANCOO」のHPから、フランスに関するページより引用します。Frankreich「フランス」より(ドイツ語)。今回は長くなりましたので、引用のみにとどめました。


In Frankreich wird nicht nur in kulinarischer Hinsicht der Tierschutz nicht allzu ernst genommen.
Im Land von Tierquälereien wie Gänsestopfleber und Stierkampf, in dem Froschschenkel immer noch nicht vom Speiseplan verschwunden sind, werden streunende Hunde und Katzen oftmals einfach eingefangen und getötet, in einigen Regionen sind sie sogar zum Abschuss durch Jäger freigegeben.
Zwar gelten die Franzosen als ausnehmend tierlieb-jeder zweite Franzose besitzt ein Haustier .
Frankreichs vermehren sich Hunde und Katzen unkontrolliert und landen dann in Auffangstationen.
Oft können die Tiere aber wegen mangelnder Kapazitäten nicht übernommen werden.
Die tragische Konsequenz: Die Tiere werden, unabhängig von Alter und Gesundheitszustand, nach Ablauf der Frist eingeschläfert.
Informierte Kreise berichten von 500.000 getöteten Tieren im Jahr!
Frankreich hat kein einheitliches nationales Tierschutzgesetz.
Vielmehr existieren, dem Schutz der Tiere und ihrer rechtlichen Stellung gewidmete, über die Rechtsordnung verteilte diverse Erlasse.
Am 6. Januar 1999 wurde in Frankreich ein Gesetz verabschiedet betreffend "gefährlicher Tiere, streunender Tiere und dem Schutz der Tiere".
Was passiert mit streunenden Hunden und Katzen?
Besonders in den vielen ländlichen Regionen Frankreichs vermehren sich nicht kastrierte Hunde und vor allem Katzen unkontrolliert.
In Frankreich besitzen die Jäger eine einflussreiche Lobby.
So wurde in einigen Gemeinden in der Ardèche das Abschießen streunender Hunde gestattet.
In den französischen Urlaubsparadiesen Martinique, Guadeloupe, Saint Martin, Réunion und Mayotte spielen sich die schrecklichsten Tiertragödien von ganz Frankreich ab.
Die Folgen sind Grausamkeiten in jeder erdenklichen Form,
Auf Martinique finanzieren die Kommunen jährlich die Tötung von ca. 3000 Hunden mit Geldern der öffentlichen Hand.
Die Tiere werden von Hundefängern mit Futter angelockt, mit Narkosepfeilen betäubt, auf LKWs geworfen und zur endgültigen Vernichtung in die Tötungsstation gekarrt.
Man ist stolz darauf,
mehr als 100 Tiere pro Tag töten zu können.

フランスでは、料理に関することのみならず、動物保護に対してはあまりにも真剣さに欠けます。
フォアグラや闘牛などの動物虐待の国では、未だに食材からカエルの足がなくなっていませんし、野良犬や猫たちは多くの場合、単にいくつかの地域では、ハンターにとっては合法的な獲物であり、捕獲され、殺されます。
フランス人は大変動物好きと考えられており、フランス人の2人に1人がペットを飼っています。
フランスの犬や猫は繁殖を抑え切れずに乗数的に増えて、その後、レスキューセンター(動物保護施設)で命を終えます。
しかし多くの動物は、(動物保護施設の)収容能力不足により、引受ができません。
悲劇的な結果:動物は、年齢や健康状態に関わらず、収容期限後に安楽死させられます。
フランスの年間の犬猫殺処分数50万頭の、私たちの報告書をお知らせします!
フランスには、国全体に効力が及ぶ統一した動物保護法がありません。
国の法律ではなく、動物の保護とその法的地位は、特別の法制度により様々な政令を交付しました。
フランスでは、1999年1月6日には、法律「危険な動物、浮遊動物や動物の保護」に関する法律が成立しました。
野良犬や野良猫はどうなるのでしょうか?
フランスの多くの農村地域では未去勢犬、特に猫は繁殖が抑制できずに乗数的に増えています。
フランスでは、ハンターは政治ロビーに対して影響力を持っています。
ですから野良犬の射殺は、アルデシュの一部の地域で許可されました。
フランスの休日の楽園マルティニーク、グアドループ、セント・マーチン、レユニオンとマヨット、フランス全土における、動物の最も恐ろしい悲劇。
結果は、考えられるあらゆる形での動物残虐行為です。
多くの場合は致命的な無制限増殖、数え切れないほどの野良犬猫、生きることさえ苦労する、食べ物なしで、水なしで、援助なく、ナタでバラバラにされます。
マルティニーク島では、毎年約3000頭の犬の殺害のために、自治体が資金を国民から調達しています。
犬猫たちは、餌で捕獲者におびき寄せられ、麻酔の吹き矢で麻痺させられた後にトラックの上に投げ入れられ、殺害ステーションで最終的に殺害されるためにカートに乗せられます。
捕獲者は、一日辺り100頭以上の犬猫を殺すことを誇りに思っています。



(動画)

 フランスのリゾート地では、生きた犬猫を餌にして、サメを釣るレジャーが行われています。多くは富裕層のアメリカ人が多いようです。動画は、サメの生き餌にされる寸前でレスキューされた犬。次回は、フランスにおける、犬猫を生き餌にしてサメを釣るレジャーについての反対運動などを取り上げます。
 Dogs and kittens Used as Live Shark Bait 2012年12月9日公開。

フランスでは、高位推計で年間50万頭もの犬猫を殺処分している~その数は人口比で日本の11.6倍



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(Zusammenfassung)
Tierheime in Frankreich: völlig überfüllt
Tierheime in Frankreich: völlig überfüllt
In Frankreich sind Tierheime schon seit Jahren komplett überlaufen. Und täglich landen neue Tiere in den Auffangstationen. Auffällig viele davon sind Rassetiere.
Nach Ablauf von zehn Tagen dürfen sie vermittelt oder ganz legal getötet werden. Und einige Tierheime machen durchaus davon Gebrauch, denn sonst würden sie aus allen Nähten platzen.


 ドイツのマスメディアの報道によれば、フランスでは高位推計で年間50万頭もの犬猫を殺処分しています。対して日本の平成27年度の犬猫の公的殺処分数は、82.902頭です。高位推計を元にすれば、フランスの犬猫の殺処分数は人口比で日本の11.6倍になります。フランスでは、ヨーロッパでは唯一法律で犬猫の8週齡未満の販売を禁じている国です。


 まず日本の最新の犬猫殺処分数ですが、犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況(動物愛護管理行政事務提要より作成)、に平成27年度の統計があります。この統計によれば、犬猫殺処分数は次の通りです。
・犬     15.811
・猫     67.091
・合計    82.902

 以降は、この数値を用います。

 一方、フランスの犬猫殺処分数の推定値があります。こちらのドイツのマスメディア(WDR)の報道では、高位推計でフランスでは年間50万頭の犬猫を殺処分しているとしています。
 Tierheime in Frankreich: völlig überfüllt 「フランスのアニマルシェルターは過密状態」。2016年8月5日(ドイツ語)、より引用します。


In Frankreich sind Tierheime schon seit Jahren komplett überlaufen.
Und täglich landen neue Tiere in den Auffangstationen.
Auffällig viele davon sind Rassetiere.
In Frankreich ist es gesetzlich erlaubt, Tiere nach Ablauf von zehn Tagen einzuschläfern, wenn sich kein Besitzer findet.
Und die Chance auf eine neue Familie haben die Tiere dort kaum.
Eine gesetzliche Regelung zur Zucht gibt es bislang nicht.
Um zu verhindern, dass Tiere ihrem Schicksal überlassen werden, haben einige Tierheime in Frankreich sogar Tierklappen eingeführt.
Das sind Innenzwinger mit einer per Knopfdruck zu öffnenden Tür, in die Halter ihre Tiere nachts hineinsetzen können.
Diese Tiere landen erst einmal für zehn Tage in der sogenannten .
Das sind die offiziellen Auffang- und Tötungsstationen in Frankreich.
Nach Ablauf der gesetzlichen Frist dürfen die Tiere vermittelt oder getötet werden.
Denn die Kosten für die Unterbringung und Verpflegung werden von der Gemeinde nur für die ersten zehn Tage bezahlt.
Zudem sind die Zwinger und Zimmer fast das ganze Jahr völlig überfüllt, sodass eine Einschläferung einiger Tiere fast unumgänglich ist.
Offizielle Zahlen über die jährlichen Einschläferungen in Frankreich gibt es nicht.
Es wird vermutet, dass es zwischen 50.000 und 500.000 pro Jahr sind.

フランスでは、ティアハイム(動物保護施設)は一年中完全に過剰収容状態です。
動物保護施設では、毎日のように新しい動物が持ち込まれます。
それらで数が目立つのは、純血種の犬です。
フランスでは、飼い主が現れない場合は、10日の収容期間の後、動物を安楽死させることが合法です。
また、動物たちにとっては新しい家族にめぐり合えるチャンスはとんどありません。
フランスでは、犬の繁殖に関わる法的規制は現在ありません。
動物(犬猫)たちが捨てられることを防止するために、フランスにおいても、動物(犬猫)を投入する扉をいくつかの動物保護施設が導入しています。
これはボタンを押すとドアが開き、内部は犬舎になっており、飼い主が夜中に彼らの飼い犬を投入することができます。
これらの動物(犬猫)は、いわば10日間だけで命を終えるのです。
これらは、フランスの公的な不要ペット収容と殺害部門です。
法定期間の満了後は、動物(犬猫)を一般譲渡または殺処分しても良いのです。
最初の10日間は、収容と食餌の費用が自治体によって支払われます。
犬舎は1年のほとんどが過密状態ですので、何頭かの動物(犬猫)の安楽死はほぼ避けられません。
フランスの年間の犬猫の安楽死の公式統計はありません。
その数は、年間5万頭から50万頭のあいだであると推定されています。



 上記の「殺処分されるのは5万頭から50万頭の間」の数は、犬猫の数字です。5万頭と50万頭では、10倍もの差があるわけですが、なんとも大雑把でラテン系なんですかね。高位推計では、フランスの犬猫の殺処分数は人口比で日本の11.6倍になります。最も低い推計値でも1.2倍です。夜間の匿名の「犬猫捨て収容フラップ」が動物保護施設に設けられていることも「捨てやすい」一因かもしれません。
 ところでフランスは、私は何度も書いていますが、おそらくヨーロッパでは唯一犬猫とも、8週齡未満の販売を法律で禁じる国です(行政指導等の強制力はないものの「8週例未満販売は好ましくないとする」国はあります)。「8週齡未満の犬猫販売禁止が殺処分ゼロの手段である」と声高に主張している団体や政治家がありますが、フランスの事例を鑑みれば随分と怪しいです。

 「犬猫殺処分ゼロを実現するためには、犬猫の8週齡販売規制の早期実現が必要」と声高に訴えている意味不明な団体、TOKYOZERPキャンペーン。そして、「動物愛護を10年間勉強してきた」という、自称動物愛護専門家、政治家である東京都議の塩村文夏氏(「ペットショップにおける犬猫販売8週齢規制により殺処分ゼロが実現できる」という、塩村文夏都議の荒唐無稽な政策提言)。ヨーロッパで法律で唯一だと思いますが、8週齡未満の犬猫の販売を禁じているフランスでの、この犬猫の殺処分の多さは、彼らはどう説明するのでしょうか。


(動画)

 パリ市内には、一大ペットショップ集積地があります。塩村文夏都議の「日本には欧米先進国にはほとんど見られない生体小売業、つまりペットショップが存在している」とのご発言、大丈夫ですかぁ?ドイツは、人口比ではるかに多い生体販売ペットショップがありますし。




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さんかくたまご

Author:さんかくたまご
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1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

・座右の銘は「人の行く裏に道あり花の山」
・好きな生き物 メジロ
・尊敬する人 ガブリエルシャネル(シャネル社創業者)
・好きな言葉 Das Beste oder nichts「最善か無か」。ダイムラー・ベンツ社の企業理念。私自身は何事も中途半端でいい加減です。ですからこの言葉に憧れます。

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