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人生で1番の変質者て………

2016年10月4日(火曜日)
【オーストリア】 ハルシュタット





朝起きるとやっぱり雨。





よく降るなぁ…………



天気予報を見ると今週いっぱいずっと雨。

なんなら木曜日あたりが雪マークになってる。本当やめて…………




寝てる時も寝袋の外側から冷気がしんしんと浸透してきて体が冷える。

まだこれくらいなら眠れないこともないんだけど、今後を考えたらさすがに何か温かいものを買わないとな。

















こんな天気ではやることもないので、今日は観光にあてよう。

目的地はもちろんハルシュタット。


ついにあの超有名観光地であるハルシュタットに行く日が来たか……………



世界一周前は、ハルシュタット?最強死刑囚の1人でしたっけ?くらい全然知らなかったけど、こうして海外を旅していたらハルシュタットはヨーロッパでもサグラダファミリアやモンサンミッシェルに並ぶくらい有名な観光地だ。



山奥の山奥、静寂の湖と断崖が織りなす美しい秘境にある風光明媚な町。


ずっと楽しみにしていたあの場所を堪能するぞ!!


天気ウルトラ終わってるけど!!

雨と霧と寒さでソッコーラーメン屋行きたいけど!!!!
























ハルシュタットに向かう前にちょいとキャンプ場に行くことにした。

そろそろシャワーが浴びたかったっていうか、よく計算してみたらすでに10日シャワー浴びてない。


頭とか顔とかはこまめに洗っているけど、さすがにそろそろ温かいシャワーが恋しくなってきた。


ていうかカンちゃん大丈夫なの………?




「うーん、ヨーロッパ寒いから全然汗かかないし頭とか洗ってれば別にそこまできつくはないかなー。もちろん毎日入りたいけど。」



て言いながらマニキュアを塗っているカンちゃん。

女子力が謎。




「そうそう、そうやって人は1ヶ月シャワーを浴びなくても大丈夫になっていくのです。やがて犬と会話ができるようになります。」



「1ヶ月は無理だなぁ………」




そんな話をしながらとりあえずネットで調べていたキャンプ場に行ってみた。

この辺りは大自然の中なのでキャンプをしに来る人たちがたくさんいるようで、何ヶ所もある。


ただ気になるのはドイツに戻ってきてからというものの、どこのキャンプ場もシャワーだけの利用は断られていた。

北欧ではあんなにウェルカムで500円くらいでシャワーを浴びさせてくれていたのに。




そして予想通り、最初のキャンプ場でシャワーの利用は宿泊客だけですーと断られてしまった。






まぁキャンプ場は他にもたくさんあるので手当たり次第回るぞ!!と走り回ったんだけど………………





ものの見事にほぼ全てのキャンプ場が閉鎖している。



そう、季節はもうすでにローシーズン。

この時期になるとキャンプ場は営業を終了して、また来年のサマーシーズンにオープンするようだ。



マジか……………




こりゃ神田さん、犬と会話できるようになるコースですかと言うと、いやああああ!!と発狂しそうになってるので、これはもう大人しくキャンプ場に泊まることにした。


いくらするかわからないけど、オーストリアのホテルは安くてもだいたい2人で5000円くらいだ。

それ以上はしないだろう。





だったらもうハルシュタットにあるキャンプ場に泊まろうかということに決めて、一路南にハンドルを切る。


ネットで見てみると、ハルシュタットの中心部からほど近くに大きめなキャンプ場があり、レビューも多いのできっと今のローシーズンでもオープンしてるはずだ。



が、しかし…………



この時はまだこのキャンプ場が悪魔の巣窟とは知る由もなかった。






















バードイシュルから南に15分くらい。



周りにそそり立つ山々が一層険しくなり、低い雲が不気味にたちこめている。


道は細く、湖沿いを走っていく。


これは確かに秘境感満載だ。



やがてその細い道に、信号機のついている小さなトンネルが出てきた。

山奥の林道とかにある工事用のトンネルみたいに細くて、どうやらこの先にハルシュタットが待ち構えているようだ。











閉塞感のある長いトンネル。

その途中、いきなり横にそれる道があった。


トンネルの途中にパーキングスペースがあって、そこに出ると目の前に壮大な景色が広がった。


おお、これがハルシュタットか……………









湖と山々、そのほとりにあるほんの小さな町。


そのちょうど真上に俺たちはいた。



ギュッと建物が密集しており、その中心に味わいのある教会がたっている。

確かに、日本人がヨーロッパをイメージした時に頭に浮かぶ美しい風景がそのままある。


こりゃ散策が楽しみだ。

車に戻ってまたトンネルに戻って走った。





















長いトンネルを抜けると一気に風景が様変わりした。

道の脇にある駐車場は満タンでごった返しており、歩道にたくさんの人がわんさか歩いている。


こいつは一大観光地だな思ったんだけど、マジで、マジでビビることに8割アジア人。


もうここどこ?って感覚がおかしくなるくらい中国人と韓国人がひしめいている。


日本人はチラホラと見えるくらいだ。



世界遺産あるところにアジア人観光客あり、ではあるけど、こいつは半端じゃない。

欧米人なんて探さないと見つからない。
























とにかくまずはキャンプ場にチェックインしてからゆっくり散策しようと、町からすぐのところにあるキャンプ場にやってきた。


入り口のところにレセプションの建物があったのでそこに横付けし、いつものようにカンちゃんに受け付けに行ってもらう。



俺はその間に車を回したりするだけど、なにやらレセプションに行ってるカンちゃんの様子がおかしい。


建物の中にいるおじさんと話しているようだけど、何か大きな声を出しているし、おじさんも窓を開けていない。



なんだ?またここも営業してないとかいうことなのか?


でも泊まっているらしきキャンピングカーも中に見えるし。









するとカンちゃんが戻ってきた。


青ざめた顔をして。




「ちょ、なんなのあの人、おかしい、あの人変だよ!!」



「ど、どうしたの?」



「今夜泊まれますかって聞いたらいきなり800万ユーロって言われたの。はぁ!?って驚いたら、声が聞こえんから中入って来いって言うの。窓開ければいいのに。それからも英語喋れんのか?とか聞いてきて、それでお前たちはなにがしたくてここに来たんだ?とかすごく横柄に言ってくるの。顔も喋り方もなんかおかしいし、変だよ。」




なんだそれ…………と驚いていると、そのおじさん、受け付けの窓をようやく開けてきた。今さら。




「おい、だからお前たちは何をどうしたいんだ?」



「ここに泊まらせていただきたいんですけど。」



「ダメだな。5キロ先に違うキャンプ場があるからそこに行くんだな。」




おじさんはそう言ってまた窓をバンと閉めてしまった。



え………………?


なんなんだこいつ?



ていうかエイトミリオンユーロて、大阪のオッさんしか言ったらダメな冗談かましてきてんじゃねぇぞ?



確かにカンちゃんの言う通り、表情も目つきも異常な雰囲気で、こいつはヤバそうだとさっさとそのキャンプ場を後にして、この先にあるというキャンプ場を目指した。
























湖沿いに走ること数分、確かに5キロ先にキャンプ場はあった。


が、すでにローシーズンで閉鎖しており、入り口も落ち葉が積もっていた。



あのジジイ、閉まってること知ってながら教えやがったな…………とさすがにイラついてきた。


あの態度はとても客商売する人間のものではないし、なんなら喧嘩売ってるとしか思えなかった。







そこでネットでレビューがたくさんついていたことを思い出して、ちょっと読んでみた。


そこには無数のおぞましい内容が綴られていた。




「これを読んでる人たち。このキャンプ場には絶対に行ってはいけない。絶対に。オーナーの男は完全なる異常者だ。」



「あなたがゴミ箱のように扱われても気にしない人ならばこのキャンプ場に行ってもいいかもしれない。オーナーの男は気弱そうな客に対して叫び、怒鳴り、発狂する。彼は異常なことで町でも有名な存在だ。」



「このキャンプ場にだけは行ってはならない。オーナーの男は人種差別主義者で、私の人生で出会った人たちの中で1番のサイコだ。」




およそ宿泊施設のレビューとして信じがたい内容の数々。


もうあのオッさんがドアを斧でブチ破って隙間から顔を突っ込んでいるシャイニングのジャックニコルソンにしか思えない。








極めつけはこのレビュー。


ある男性が家族で泊まりに行こうと予約のメールをした。

そちらはどのようなロケーションでしょうか?といった質問を丁寧に送ったそうなんだけど、その返事がもうマジで異常者。



まるまる返信メールが添付されていたんだけど、




「あんたは子供を夢の世界にいさせるんじゃなくて現実を見させなければいけないよ。ここはキャンプ場であって、ホリデーインでもニューヨークのマリオットでもない。そして俺はバービー人形じゃない。それじゃハブアナイスデイ、Mr.パーフェクトさん。」





もう読んでて怖くなってきて、マジであそこ泊まらんくてよかったねとカンちゃんと呟いた。


どんなホラー映画みたいな夜が待っていたかわからん。




でも、それでもまだ実際営業できてるってことは、お客さんが行くってことなんだろうなぁ。

ハルシュタットは世界中から観光客が大挙する場所なので、いくらでもお客さんはいるんだろう。


唯一のキャンプ場だし。




いやぁ、マジで怖いわ…………

ちょっと文句言いに戻ろうかと思ったけど、斧飛んでくるかもしれんからやめとこう…………





今まで世界中でヒドイ宿はいくつか泊まってきたけど、まぁいっても態度が横柄なくらいだ。
異常とまではいかない。


みなさんもハルシュタットにあるキャンプ場にだけは行かないことをオススメします。ゴミ箱のような扱いをされたくなければ。



















ハルシュタットのジャックニコルソンと出会って2人とも若干凹んでしまったんだけど、気を取り直して観光しないと。


なんたってここはヨーロッパ屈指の観光地。

美しい町並みで有名なハルシュタット。



道路から山側に入ったところに大きな駐車場があったんだけど、さすがに結構高くて1時間3ユーロ、2時間5ユーロ。


2時間で回ることを目標にしてスパッと車を止め、雨の中傘をさして散策に出かけた。











どうやら、ハルシュタットの町はあまりにも小さくて、そして崖と湖に隔絶された場所にあるので、歩きでしか行くことができないよう。


湖沿いの遊歩道を歩いていくと、向こうの方に小ぢんまりした町並みが見えた。









湖に飛び出すように水際まで家があり、すぐ裏手に迫る急な山の斜面にも滑り落ちそうに家がへばりついている。


その様子が、限られたスペースに町を形成しているハルシュタットの独特な景観を作り出している。











それにしてもまぁとにかくアジア人まみれ。


この前のチェスキークルムロフもすごかったし、ドイツのノイシュバンシュタイン城もたいがいアジア人まみれだった。



でもマジで今のところこのハルシュタットがナンバー1。

こんなにアジア人で溢れかえってる観光地見たことないわ。冗談抜きに8割り中国人。





























遊歩道を歩いて、しばらくしてハルシュタットの町に入ってきたんだけど、その小ぢんまりした小さな水辺の村にものすごい数のアジア人が溢れかえっている様子は、さすがに情緒がない。


まぁ俺もその情緒をなくしてる1人になるわけだけど。






















高台にある教会から町を見渡し、ノルウェーを思い出させる周囲の大自然を堪能し、趣のある小径を歩いてはみたけど、



うーん、それほどでもないかな。

個人的な感想ではヨーロッパらしい美しい景色だったらバッハウのほうがはるかに素晴らしいと思う。


ハルシュタットは予想以上にすごく小さく、この湖と崖に隔絶された独特な隠れ里の様子は確かにファンタジックでロマンがある。



塩の採掘場もあるらしく、そこも合わせて観光するのが一般的なようだけど、もう満足かな。



2時間で戻って来られればいいねと話していたけど、結局1時間で車に帰ってきた。


ちょっと期待がデカかっただけに肩透かしだったな。

でももちろん一見の価値はありだ。





















雨の中の観光で体が冷えきってしまっており、さすがに今日はもうキャンプ場で熱いシャワーを浴びないことにはゆっくり眠れそうにない。


朝、最初に行ったキャンプ場に戻ってあそこに泊まることにしよう。



いやぁ、今日って8℃くらいあるけど前回の一周中ってマイナス5℃の雨の中とかでびしょ濡れになりながらテントで寝てたよなぁ。


髪の毛から水が流れて、指の感覚がなくなりながら泥まみれでテントを立ててた日々が懐かしい。

それ考えたら今はなんて楽なんだろうって思う。



あんな旅は過酷な旅は一度で充分だ。











最初のキャンプ場に戻ってきて受付に行くと、ジャックニコルソンじゃなくて可愛い女の子が全てをとても丁寧に説明してくれた。


車で寝て、大人2人、これで値段は23.5ユーロ。


キャンプサイトの中にあるひとつのスペースに車を止めて、そこで寝る感じだ。












ついにキャンプ場に泊まる日が来たなー。



どうせ車中泊なのに2700円かって思ってしまうけど、キャンプ場にはキッチンがあるし、ワイファイが飛んでいるし、シャワー浴び放題だし、なんせ安全だ。



いや、ヨーロッパはとても安全なので町の中でも田舎のパーキングエリアでも問題はないんだけど、やはり少しは気を使う。

車の中にいるときは極力電気を消し、ドアを閉めるたびに鍵をかけておくということを心がけないといけない。


それがキャンプ場なら鍵をかけずに寝ても問題ない。


みんな隣人さんだ。








というわけでシーズンオフでガラ空きのキャンプサイトに車を止めたらソッコーで辛ラーメン。



キッチンで料理できると時間も早い!!



おらああああ!!!水バッシャバシャ出せええええ!!!!


貴重な水を節約しながら、ちょっと!!その洗い水を使ってゆすいで!!とかちまちま使う必要もないぞおおおおお!!!!


雨に濡れながら、うおおおおおってド根性で皿洗いする必要もないぞおおおおおお!!!!







そしてご飯を食べ終わったらとうとうシャワー!!!




「いやあああああああ!!!!あったかいいいいいい!!!!」



「足が冷たすぎて熱いお湯でジンジンするやつだああああああ!!!!」




ついに10日ぶりのシャワーにありつけて、体のすみずみまで洗ってヒゲも剃った。

服も洗いたてに全て着替えると、生き返ったようにリフレッシュ。


いやぁ……………キャンプ場、快適だなぁ…………







そしてレセプションの中のカフェスペースでのんびりとネット作業をし、夜になったら車で近くのスーパーにお買い物に行き、戻ってキッチンでディナー。










せっかくキッチンがあるんだから普段できないやつをやろうと、チキンガーリックステーキとジャガバターを作った。


飲み物は白ワイン。なにこれ?ただのレストランですか?







いやぁ、2700円でこんなにも快適な夜が手に入るなんて最高すぎるなぁ……………



北欧以外の国々でも、ヨーロッパでは本当にキャンプ場がいたるところにあるので車旅をする上でなんの不便もない。



もちろん節約に越したことはないので毎日は泊まらないけど、困った時のキャンプ場があるだけでめちゃくちゃ安心して回ることができるぞ。



白ワインでホロ酔いになり、洗いたての服がいい匂い。





あぁ、本当、心底思う。









シャイニングのキャンプ場に泊まらなくてよかった………………

私の人生で1番のサイコて………………

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