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愛知外国人保護者ら日本語学ぶ 豊田・西保見小で
ブラジル人児童が多く通う豊田市保見ケ丘の市西保見小学校で12日、外国人保護者向けの日本語教室が始まった。市内の学校で、この取り組みを実践するのは初めて。7人の保護者が自己紹介や、あいさつの言葉を学んだ。 「わたしは、豊田市に住んで…います」「チョコレート…が、好き…です」。 この日は、同校のブラジル人保護者ら七人が参加。日本人ボランティアから質問を受けながら、名前や出身地、好きな食べ物などを話す表現を学んだ。日本語で氏名や電話番号を書くテストも受けた。 教室は、同校や近隣の保見中学校など七つの小中学校の保護者らが対象。豊田市が名古屋大に委託し、二〇〇八年から開発した日本語学習の仕組みで、同市の国際交流協会などでも実践してきた。名古屋大の鈴木崇夫特任助教(日本語教育学)らが取りまとめ、日本人ボランティアが一対一で会話の手伝いをする。十二月まで十回講座を開く。 参加した児童の母親西村ダニエレさん(26)は「病院でお医者さんと話す時はいつも日本語に苦労する。今後も受講したい」、同じく母親の比嘉キミエさん(34)は「長い会話が苦手。息子の宿題を教えてあげられるようになりたい」と話した。 同校では、全校児童約二百人の65%に当たる百三十人が外国籍で大半はブラジル人。市国際まちづくり推進課によると、同校は日本語とポルトガル語で書類を配布している。 平吹洋子校長は「保護者が日本語を学ぶ挑戦はとても重要。学校としても手助けをしたい」と期待した。 (作山哲平) PR情報
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