コピーサイト被害に遭ってしまったら？「DMCA」以外の対処法！

公開日： 2016/10/14 : セキュリティ, デジタル著作権法-DMCA, 著作権, 著作権関係コピーサイト対策, パクリサイト被害

大人げないにもほどがある、直リン用差し替え画像

登場人物：くつきちよこ　※管理人　　　佐藤　※ゲスト

というわけで、またパクられたわけですが……。

コピーサイト被害に遭った時の王道の対処法「DMCA」に、色々とデメリットがあるという事で、それ以外の方法を洗い出してみました。

パクられ前にも騒いでなかった？

以前は、聞きなれないドメインだったので、荒業でドメイン全部切っちゃいました。※真似しないでください。

スパムという黒魔術にリンク否認ツールの裁きを。ドメインごとバッサリ編 ※真似しないでね。

これは、ドメインごとアクセスを拒否してしまう事になる方法なので、ユーザーさんの利便性を著しく損ねることになりますし、一歩間違えればPVもガタ落ち。

どう考えてもスパムサイトであり、なおかつ個人のドメインの場合のみ、最終手段として用いる黒魔術です。

今回のように、無料ブログでコピーされた場合は絶対にやっちゃダメです。そのドメインからのアクセス全遮断されてしまいますので。

「DMCA」は、本名とサイト名が世界公開される↓

パクリ被害に遭ったらお世話になる『デジタルミレニアム著作権法（DMCA）』のちょっとアレな話…

から、最終手段なんだよね？

今回はどうやって対処したの？

「DMCAへの著作権侵害の申請」以外の方法としてまずは、

王道の画像差し替え（[photon]を無効にした前提）を簡単に説明し、次にその他の対処法、最後に予防方法という流れで書き出してみました。

さーて、今回のパクられ方は？

まずは、コピーサイトサンプルをご覧ください↓

http://megalodon.jp/2016-0929-1506-09/blogs.yahoo.co.jp/yamatotakeru542/15219414.html-パクリサイト魚拓

※パクリサイトのアクセスに協力する義理はないので、サイトタイトルのテキストは画像、ＵＲＬは魚拓です。

当サイトの記事⇒ 「抜け」「伸び」2タイプに分類される妖怪『ろくろ首』は、実は病気が元ネタ？！

今回の特徴は

特徴1：コピーサイトが無料ブログである。（リンク否認でドメインごとバッサリ黒魔術は無効）

特徴2：WordPressプラグイン「（JETPACK）photon」の消せないキャッシュを利用した画像パクなので、そのままでは画像差し替えは対処不可。※詳細は後述。

特徴3：多数ブログのコピー記事寄せ集めブログである。※多分、専用ツールを使っているプロ犯罪者の犯行。

特徴4：AdSenseが入っていないので、広告リンクからGoogleAdSenseへの通報ができない。

というところでしょうか。

代表的な対処二点の欠点

コピーサイトの対処法としてよく出てくるのが、

DMCAへの通報
画像の差し替え

です。

が、しかし！

先程も述べたように、「DMCAへの通報」は、この通り個人情報の観点から微妙。

次に「画像の差し替え」ですが、ワードプレスのプラグインJETPACKの[photon]を有効化していると、差し替え出来ません。

少し前に、[.thaccess]に直リン出来ないようにする記述をして安心しきっていたのですが、

参考 ⇒ 画像などのファイルへの直リンクを禁止する方法-コリス

JETPACKの[photon]のせいで、この呪文が無効になってしまっていたようです。

というわけで、[photon]を無効化してからの、画像の差し替え反撃となりました。

画像の差し替え反撃の方法は、検索するとたくさん出てきます。

※くつきは、一番下のサイトを参考にさせていただきました。

いちおう、[photon]を無効化した前提での、画像の差し替え方法と[.thaccess]ファイル編集が不可の場合の対処法を簡単に。

準備 – まずは、[photon]を有効化している場合は無効化

[photon]を無効化の方法 photonヤバイ！と思って切ったら、「EWWW Image Optimizer」line1674のエラーでダブルパンチ！……死ぬかと思った！ photonの無効化の仕方ダッシュボード ⇒ jetpackダッシュボード ⇒ Image Performanc (photone) ⇒ 無効

ダッシュボード ⇒ jetpackダッシュボード ⇒ Image Performanc (photone) ⇒ ボタンを右にスライド

—- [.htaccess]呪文 —-

FTPに「ディレクトリ（フォルダ）」を作rる。※例は、フォルダ名[deny]
/wp-content/uploads/deny ⇒ [パクリ止めてください画像]を入れておく。
/wp-content/uploads/.htaccess ⇒ コピーサイトのドメインから記事画像の要求があった場合、[パクリ止めてください画像]が表示される呪文を記述しておく。

です。

—- [.htaccess]編集ができない場合 —-

[.thaccessファイル]が編集できる場合は良いのですが、ネットオウルのWPｂlogなど、[.thaccessファイル]の編集が出来ない場合は、FTPから直接コピーされた記事の画像を[パクリ止めてください画像]に差し替えます。

「パクリ止めてください画像.jpg」を用意します
「パクリ止めてください画像.jpg」の名前を、直リンされている画像 ⇒ 例-パクられ記事画像.jpgなどに変更します。※画像は同じ形式にしてください。
FTPでパクられた記事の画像が入っている[ディレクトリ(フォルダ)]を探します。
/wp-content/uploads/2016/03/パクられ記事画像.jpg
FTPにパクられ記事画像.jpg（中身は「パクリ止めてください画像」）をアップロードして上書きします。

キャッシュなどの関係で反映されるまで時間がかかる場合があるので、しばしお待ち下さい。

画像が差し替わったかかどうか確認する際は、サイトに直接アクセスせずに中身を確認できる「Aguse」というサービスページを利用すると良いと思います。

画像差し替え以外の対処

1 – 記事直後のインデックス

これ大事です！！

Google Search Console（グーグルサーチコンソール）（旧ウェブマスターツール）の、Fetch as Google に、「くつきが記事を書いたよ」とお知らせします。

本来の目的は、「なるべく早く検索で表示してね」のお願い用のツールなのですが、はやめインデックスされれば当然「このサイトのオリジナルはくつきです」と、他ならぬGoogle様に証明できますので。

ちなみに、インデックスされているかどうか確認するツールは、Search Console 内にはありませんが、「site:ドメイン名」で確認できます。

パクられた記事も、インデックスされていますので、一安心。

記事を公開したら、早急にFetch as Google しておきましょう！

2 – DMCA以外の経路からGoogle様に通報

次に、DMCA以外の経路からGoogle様に通報します。

DMCAより威力は落ちると思いますが、一応こちらのフォームから、通報できます。

コピーサイトに関するフォームではないのですが、このスパムレポートページの選択肢に、

他に問題がある
このページには、ウェブスパム以外の問題があります。

というものがあり、続けて選択していくと、結局こちらのフォームたどり着くので、DMCA以外では、ここが一番目的に近い通報先だとと思います。

効果があるかどうかは不明ですが、やらないよりやった方がいくらかマシでしょう。

で、ここから先が一番効果があると思う方法です。

3 – 広告（もしくはASP）会社へポリシー違反として通報する

広告会社、もしくはアフィリエイトの会社（ASP）へポリシー違反として通報します。

Aguseから確認すると、AdSenseが入っていない代わりに「Yahoo!広告japan」の広告が貼られていました。

「Yahoo!広告japan-掲載ガイドライン違反に関するご申告」に通報しました。

それでも、電話番号などの情報は必要なのですが、リアルの情報が相手に通知される仕組みではないようですので、不本意ではありますが、こちらから通報致しました。

他のASP情報がありましたら、発見次第、通報する予定です。

なお、パクラレ先輩方の記事を見ていると、ASPなどの広告関係は対応が遅めのようですので、気長に待ちたいと思います。

4 – 「Check Copy Contents(CCC)」で、コピー時の時間とコピーした相手のIPアドレス等を確認

「Check Copy Contents(CCC)」というプラグインを入れておくと、本文をコピーされた時に知らせてくれます。

数行なら引用やツイッター用のコピーがほとんどですが、全文をまるっとコピーされていたらすぐに確認したほうがいいと思います。

コピーした相手のIPアドレスも確認できるので、いざという時もしかして役に立つかもしれません。

記事の一部を選択し、[Googleで「適当に選択した文章」を検索（S）]して、確認します。

5 – CopyrightProof

ワードプレスプラグイン-CopyrightProofで、タイムスタンプ。

詳細 ⇒ ブログの著作権証明にWPプラグイン『Copyright Proof』が使える！

当ブログ「くつキッチュ」でも導入済みです。

5 – ウェブ魚拓

最近気づいたのですが、これって最強のタイムスタンプサービスじゃないかと。

魚拓後のURLからは、内容が編集できないわけですから。

非公開ページも保存できるサービスも月額300円からありますので、コピーされないよう、記事公開後に魚拓とっておくのも良いかもです。

また、作品保護のも、お手軽なタイムスタンプサービスとして有効活用できるかも。※これは後で別途記事にする予定です。

● その他、パクリ先サイトの確認には「Aguse」が便利！

コピーサイトのPV協力したくないというのもありますが、こちらのIPをあまり残したくない、かと言ってプロクシサーバーを使うのもちょっと敷居が高いという方は、「Aguse」が便利！

ページ先頭の入力欄にパクリ先サイトのURLを入れれば、サイトがのぞけます。

ここにもIPアドレスが表示されますが、パクリ先サイトが無料ブログの場合、あまり役には立たないかも。

ちなみに今回、リファラのURLを「Aguse」で調べて、コピーサイトが発覚しました。

まとめ

画像反撃にはワードプレスプラグイン[JETPACKのphoton]はNG
画像反撃 ⇒ 無断転載を発見！.htaccessを使って画像差し替え対策してみました
[.htaccess]編集ができない場合は、画像そのものを上書きする（photonを無効化した前提）
スパム申告フォーム　※ DMCAに比べて効力は弱いと思うが、やらないよりはマシ。
Yahoo!広告japan-掲載ガイドライン違反に関するご申告など、広告（もしくはASP）会社へポリシー違反として通報する ※対応遅めとの噂
記事公開後すぐに、 Fetch as Google
ワードプレスプラグイン-CopyrightProof
ウェブ魚拓 ⇒ 自分の記事がオリジナルであるとの証拠になる
「Check Copy Contents(CCC)」で、あまりにも大量のコピーがあった場合、コピー時の時間とコピーした相手のIPアドレス等を確認し、コピーサイトがないかすぐに確認する

※[photon]が無効であれば、[.thaccess]ファイルに直リンさせない記述が出来る。

というわけで、―「Yahoo!広告japan」へのポリシー違反報告への返事がまだこない、もしくは該当サイトが対処されていないため―、途中経過ですが、思いつく限りの丸コピーサイトの対処法でした。

「Check Copy Contents(CCC)」で記事全文コピーを知らせてもらうことはたまにあるのですが、これまで軽く考え放置してしまっていました。

今考えればあれもコピーサイトだったのかも、直後に本文検索するなりすればよかったと悔やまれます。

今からでも、お知らせメールを再度チェックしたいと思います。

一番有効そうなのは、「Yahoo!広告japan」だよね。返信くるかねえ？

「Yahoo!広告japan」さんからの返信が遅いといえば、ブログの著作権の件↓

著作権視点からのイチオシは？無料ブログの著作権について、改めて考えてみました♪

で、問い合わせたlivedoorさんからは、だいぶあとになってから返信いただきました。

要約すると、「livedoorが行う行う広告などについて、利用するのみ。ユーザーの著作権の譲渡を求めるものではない。」ということ。

追記はしておきましたが、まだいくつか疑問もあります。もう一度やり取りしたあと、新しい情報があれば新規に記事にしますね。

こんな感じで、「Yahoo!広告japan」さんやその他ASPさんからも遅れて返事があるかもしれませんので、期待して待ちたいと思います。

でっは～(*´▽｀*)ノシ

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