首相 歳出削減へ高額薬の価格引き下げを

首相 歳出削減へ高額薬の価格引き下げを
安倍総理大臣は、政府の経済財政諮問会議で、来年度の予算編成に向けて、さらに歳出の削減を進める必要があるとして、医療費の伸びの要因の1つになっている、高額な薬剤価格の引き下げも含めた対応策を取りまとめるよう関係閣僚に指示しました。
政府は14日、総理大臣官邸で経済財政諮問会議を開き、来年度の予算編成に向けて歳出の削減策を議論しました。

この中で民間議員は、国の財政を圧迫している医療費の伸びを抑えるため、高額な肺がんなどの治療薬「オプジーボ」の価格の大胆な引き下げや、2年に1度の薬価改定を待たず、高額な薬剤の価格を引き下げられるようルールを定めることなどを提言しました。

これを受けて安倍総理大臣は、「2020年度の財政健全化目標を達成するために、歳出改革を着実に推進していかなくてはならない」と述べ、オプジーボなど高額な薬剤価格の引き下げも含めた対応策を取りまとめるよう関係閣僚に指示しました。

オプジーボをめぐっては、患者1人当たり年間およそ3500万円の費用がかかるとされているうえ、使用する患者が急激に増えていることから、国の財政を圧迫することが懸念されており、厚生労働大臣の諮問機関の中医協=中央社会保険医療協議会は、年内にも価格の下げ幅を決定する方針です。