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【小塩史人のワールド独談】
「北京にクリーンな空気を!」世界最大の空気清浄機が稼働…“焼け石に水”で警報発令 元から絶たなきゃダメ
健康に有害なオゾンを生成することなく微小粒子をイオン化する技術と、湯沸かし器と同等の1400ワットで稼働する省電力性能を誇り、すでに特許を取得しているという。
またプロジェクトでは、空気中から除去した微小粒子を集めて圧縮し、黒いダイヤのような“宝石”に加工し、指輪やカフスボタンとして販売している。宝石は、約1000立方メートル分の空気に含まれる微小粒子で作られている。同氏は「リングを購入すれば、1000立方メートル分のクリーンな空気を寄付したことになる。購入した人は、環境破壊に加担しているのではなく、環境保護に貢献しているという意識を持つことができる」と語る。
同氏は、2013年に北京を訪れた際に、このプロジェクトを発案したという。当時のことを、「ホテルの窓から一日中外を眺めていたが、何も見えなかった。次の日も北京は厚いスモッグのカーテンに覆われていた」と振り返る。また、炭素から人工ダイヤが作り出されていることをヒントに、スモッグの微小粒子を宝石に加工することを思いついたという。
今後、中国政府当局と協力し、4都市を回り、環境問題に関する啓蒙活動を行う計画だ。もちろん、同氏もこの空気清浄機で北京の大気汚染を解決できると考えているわけではない。
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