銀河英雄伝説や王家の紋章、ポーの一族なんていう戦記や大河が集中した時代って、閉塞感がなかったからなんだろうなあ。
今や日常系、ご飯系漫画とかが多すぎる。細々していてひもじい印象しかない。当時からあったとかなかったじゃなくて比率の問題。
経済的な事情だけではなく、科学的な成長に閉塞感があるというか、未来に広がってゆくよりもっと保守的・内向的になってる感じはする。
キュリオシティが火星に着陸してもアポロが月着陸したほどのインパクトはないし、
藻類を代替エネルギーにするのが素晴らしいとか、話題が生存戦略側に傾いてるしちまちましてる。
一番現実化して夢が広がりそうなのがテラフォーミングだけど、こんなもんだいぶ先だし、量子論による多元宇宙の観測なんてのももっと先。
時代もたらす夢の広大さと、その時に出てくる希望めいた壮大なイマジネーションは多分リンクしていて、
映画『インターステラー』はみんながスマホばっかり見てる(≒下を向いてる)状況から、再び宇宙に目を向けさせるために作ったらしい。おすすめ