贈られた衣装を着てお披露目した小便小僧=名古屋市中区で2016年10月13日、兵藤公治撮影
名古屋市中区錦3の栄広場にある小便小僧像に対し、小便小僧の発祥国とされるベルギーのブリュッセル首都圏地域政府から衣装が贈られ、13日に除幕式があった。来日中の同国のマチルド王妃らが式典に出席した。
小便小僧像は、ベルギーで反政府軍が仕掛けた爆弾の導火線に小便をかけて火を消し、ブリュッセルの街を救ったジュリアン少年をかたどっているとされる。2014年に栄町商店街とブリュッセルの目抜き通り・ルイーズ通りが姉妹提携を結び、翌年に首都圏地域政府が像を寄贈した。
贈られた衣装はベルギーの人気漫画キャラクター「スマーフ」がモチーフ。キャラクターは青い体で白い帽子とタイツを身に着けている。ルディ・ベルボールト首都圏地域政府首相は除幕式で「小便小僧は平和と希望、創造性をたたえるシンボルだ。この場に立ち会えることが重要で光栄なこと」と述べた。
王妃はフィリップ国王と13日、名古屋市を訪れた。【梶原遊】