「ナニコレ、大人でも普通にほしい!」というようなおもちゃって時折ありますよね。
先日、甥っ子(小学4年生)のためにどんなプレゼントをあげたら喜んでくれるかなとおもちゃについてたくさん調べていたのですが、予想以上に出てくる出てくる。せっかくなのでその中でも特におすすめしたいおもちゃを紹介したいなと思うのです。
選ぶ上でもっとも重視したのが子どものクリエイティブを刺激するようなものであること。
ゲームとかキャラクターもののおもちゃの方が子どもにとってうれしいかなとも思うのですが、小さい頃を記憶をたどると作ることの楽しさや自分で遊びを考えることの楽しさを味わえるおもちゃの方が大人になってからもずっと思い出として残るんですよね。
小さい頃に作ることの面白さを知るというのはその後の人生に大きく影響します。実際、私がデザイナーの道を選んだのも小さい頃から「作る」という行為に親しみがあったからというのが原点ですし。
今回は主に幼稚園児〜小学生くらいの子ども向けのおもちゃをピックアップしています。また、子どもが楽しめるのはもちろんのことですが大人も一緒に楽しめるようなものばかりです。下手すると大人の方がはまってしまう可能性も…。
1. Più e meno(つけたり・とったり)
出典:http://moonpicnic.com/product/plus-and-minus-bruno-munari/
イタリア生まれの知育玩具。72枚のカードから構成されています。
透明なプラスチックシートにいろいろなイラストが描かれており、それらを重ねたり並べたり自由に組み合わせて自分だけの物語を作って遊べるというもの。他にもボール紙のカードやトレーシングペーパーのカードもあって種類が豊富。
こちら、1970年に制作されたものなのですがイラストがモダンで色使いも洗練されているところがポイント高い。それに文房具屋などで透明プラスチックシートを買ってくればイラストを自分で書いて拡張もできるし、大人も一緒に遊べるのがいいですね。
私だったら子どものためにIllustratorでイラストをたくさん用意して、プラスチックシートに印刷して拡張キットとか作ってしまいそうです。DIYで可能性が無限に広がるところに魅力を感じます。
ヤマギワオンラインストアから購入できるようです。
2. エポンテ
出典:http://www.shachihata.co.jp/eponte/
シャチハタから出ているスタンプ。
スタンプタイプのおもちゃって数多くありますが、これはプロダクトとして一歩抜きん出ている完成度の高さです。色合いが非常にきれい、スタンプの押し方や組み合わせ方で結果が変わる、スタンプ自体の造形、子どもが楽しめる工夫が多くなされていてレベルが高い。まだペンを持って絵を描くのはちょっと難しいとか苦手という子にぴったり。
デザイナー視点的にはアナログなパターンテクスチャとか作るときに活用できそう。仕事にも応用できるおもちゃだ...!!
3. ダンボールクラフト
出典:http://shop.danballhouse.com/index.php?main_page=product_info&cPath=103&products_id=235
子どもでも組み立てられるダンボール家具やダンボールハウス。
ダンボール家具は自分も幼稚園児のころに買ってもらったことがありますがこれ本当に楽しいんですよ。大きなものを自分で組み立てられたっていう達成感を味わえるのとダンボールなので色紙とかペンを使って自由に装飾したり書き込んだりもできてわくわく感がすごい。組み立てたもので自分だけの秘密基地を作ったり…。楽しかった記憶が今でも鮮明に残ってます。
こちらのストアですとかなりお手頃価格で手に入ります。
4. littleBits
littleBitsはハンダ付けやプログラミング不要で簡単に電子回路を組めるキットです。
こちら、大学のプロダクトデザインの授業のときに知って実際に少し触らせてもらったんですが、それぞれの部品が機能を持ったモジュールになっていて、磁石でくっつけるだけで遊べてしまうのです。
適当に組み合わせても何かしらできあがって遊べてしまうところがGOODで、例えばシンセサイザーを作ろうとしてデタラメに組んでみたら思いもよらないような音ができたり。はじめて電子回路に触れるには一番いい教材だと思います。
モジュールも数多くあり拡張性の高さと工夫次第ではいくらでもすごいものが作れるのが魅力。子どもはもちろん大人もハマれるポテンシャルを十分に秘めています。
littleBits 電子工作 組み立てキット Deluxe Kit デラックス キット
- 出版社/メーカー: littleBits
- 発売日: 2013/12/17
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
5. 3Doodler
いわば自由に動かせる3Dプリンタとでも呼ぶべきなおもちゃ。
空間に対してお絵かきができます。仕組みはほぼ積層式3Dプリンタですが、3Dデータを用意しなくても思い通りに造形できるのが良い点ですね。空間把握能力が鍛えられそう。
3Doodlerだけで何か作るのもいいですが、他の材料と組み合わせてハイレベルな工作の可能性も広がります。
6. Pechat
どんなぬいぐるみともおしゃべりできるようにしてしまう魔法のデバイス。
このボタン型のデバイスはスピーカーとなっていて、専用アプリを使うとぬいぐるみを介して子どもとおしゃべりできてしまいます。自分のお気に入りのぬいぐるみとおしゃべりできるって夢ありまくりじゃないですか?
個人的にはSDKを公開してもらって、もっといろんなことができるように開発環境整えたらすごいムーブメントが起きそう。ぬいぐるみ遊びの可能性が無限に広がります。
現在、クラウドファンディング上で先行販売しているようです。
7. instax mini 70
おもちゃというかカメラですが大人になった今だからこそ、子どもの頃にカメラで遊んでいたらもっと写真を取るのが好きになっていたなと思います。子どもですから普通のデジタルカメラよりもすぐにモノとして手元に残るチェキのほうがわくわくしますね。
そして何よりの決め手はこれ。
絶対に子どもと一緒に完成させたい。
写真好きなお父さんとかこれめちゃくちゃ刺さるんじゃないでしょうか?
カラー展開が多いことと機能が充実している点でおすすめ。
FUJIFILM インスタントカメラ チェキ instax mini70 ホワイト INS MINI 70 WHITE
- 出版社/メーカー: 富士フイルム
- メディア: エレクトロニクス
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最後に
やや大人の方が楽しめてしまう感があるチョイスになってしまいましたが、いかがでしたでしょうか。
もし将来子どもができたらこれ全部買ってあげたいなあ。