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「国をよくしてくれた」国民から感謝の言葉

タイ国王死去の発表を聞き泣き崩れる人々=タイの首都バンコクで2016年10月13日、AP

 【バンコク西脇真一】タイの首都バンコクでは、人々がプミポン国王(88)の死を悼み、感謝の言葉を口にした。

     13日午後7時(日本時間同9時)前、死去がテレビで伝えられると、国王が入院していた病院の中庭では、回復を祈り続けた人々の間で悲鳴が起き、大勢が泣き崩れた。

     「国王はタイのすべてです」。同日夕、祈りをささげていたワンラバーさん(31)が言った。「国王は3000の(開発)プロジェクトを主導し、国をよくしてくれた」。タイは1980年代に経済発展を遂げ、途上国の「優等生」として国際社会で注目された。友人と祈りに来たニッタヤー・ウォンウィシットさん(49)も「国王は北部地域から麻薬をなくし、代わりに開発してくれた」などと感謝の言葉を口にした。

     夜になり、人々は病院の敷地外に出されたが、多くの人が門の前にとどまった。サンタナット・ブンナヨタイさん(25)は「王様の魂を見送るために来た。王様は国中を歩き、多くのことを国民に与えてくれた」と国王の死を惜しんだ。

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