韓国外相 慰安婦問題で日韓合意を着実に履行
慰安婦問題での日韓両政府の合意をめぐって、13日、韓国の国会では反対する立場の野党議員が日本との交渉のやり直しを主張するなど紛糾しましたが、韓国のユン・ビョンセ(尹炳世)外相は、合意を着実に履行していく考えを示しました。
韓国国会の委員会では、13日、慰安婦問題をめぐる日韓両政府の合意について議論が交わされ、冒頭、委員長で合意に反対する立場の野党議員が「合意を無効にして、日本との交渉のやり直しを求めたい」と主張しました。
これに対して、合意を支持する立場の与党議員たちは「委員長は公正な議事進行をしていない」などとして抗議のため退場するなど紛糾しましたが、審議再開後の答弁でユン・ビョンセ(尹炳世)外相は「合意の趣旨を尊重しながら被害者の方々の名誉と尊厳を回復したい」と述べ、合意を着実に履行していく考えを示しました。
韓国内では、野党議員や一部の市民団体を中心に合意への反対が根強くありますが、韓国政府が設立した財団は、日本政府から拠出された10億円を基に、予定どおり元慰安婦への現金の支払いを進める考えで、11日からは申請の受け付けが始まっています。
生存している元慰安婦40人のうち、多くは現金の受け取りを希望しているということで、韓国政府の関係者によりますと、財団では今月には支払いを始めたい考えだということです。
これに対して、合意を支持する立場の与党議員たちは「委員長は公正な議事進行をしていない」などとして抗議のため退場するなど紛糾しましたが、審議再開後の答弁でユン・ビョンセ(尹炳世)外相は「合意の趣旨を尊重しながら被害者の方々の名誉と尊厳を回復したい」と述べ、合意を着実に履行していく考えを示しました。
韓国内では、野党議員や一部の市民団体を中心に合意への反対が根強くありますが、韓国政府が設立した財団は、日本政府から拠出された10億円を基に、予定どおり元慰安婦への現金の支払いを進める考えで、11日からは申請の受け付けが始まっています。
生存している元慰安婦40人のうち、多くは現金の受け取りを希望しているということで、韓国政府の関係者によりますと、財団では今月には支払いを始めたい考えだということです。