福家司
2016年10月14日03時00分
舞鶴引揚(ひきあげ)記念館(舞鶴市平)の入館者が13日、400万人に達した。1988年4月の開館から約28年半。関係者は、抑留や引き揚げの史実を語り継ぐ決意を新たにした。
13日朝、大阪府寝屋川市の市立北小学校の6年生97人が修学旅行の平和学習で訪れ、そろって400万人目に認定された。児童の代表5人が、同館で語り部を務める抑留・引き揚げ体験者の原田二郎さん(91)=綾部市=や多々見良三市長らと、くす玉を割って祝った。
児童らは折り鶴を貼り付けて「祈」の文字を描いた絵を多々見市長に贈り、平和のメッセージや歌を披露。館内を見学し、原田さんの体験談も聞いた。榎木菜々子さん(11)は「400万人目になってうれしい。体験者の話などを聞いて、引き揚げの大変さがよくわかった」と話していた。
記念館は、市が体験者や市民ら…
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