10月13日 19時18分
愛知県新城市で71歳の女性が遺体で見つかった事件で、逮捕された男女2人が女性の行方が分からなくなったあとも、自宅に出入りする姿が親族が取り付けたカメラに写っていたことが分かりました。
警察は2人が女性と知り合った経緯や事件後の行動などを詳しく調べています。
去年12月から行方が分からなくなっていた新城市七郷一色の荻野サクコさん(71)は、10月7日、自宅近くの廃屋から白骨化した遺体で見つかり、住所不定・無職の小久保裕弘容疑者(40)ら2人が、12日、死体遺棄の疑いで逮捕されました。
市や親族によりますと、山あいにある荻野さんの自宅では、行方が分からなくなったあとも、家の中で食事をした形跡があるなど、人が出入りした様子があったということです。
このため、不審に思った親族が玄関の近くにカメラを取り付けたところ、小久保容疑者らの姿が写っていたということです。
2人は事件前の去年9月頃から、「荻野さんの遠い親戚だ」と名乗り、荻野さんの行方が分からなくなったあと、市の担当者が小久保容疑者に電話で問い合わせると、「自分たちが面倒をみて、荻野さんは知り合いの世話になっている」と伝え、うその説明をしていたとみられています。
警察は2人が荻野さんと知り合った経緯や事件後の行動などを詳しく調べています。
近所に住む女性によりますと、行方が分からなくなったあと、荻野さんの家に親族がカメラを取り付けたということです。
設置した理由は家の中に人が入った形跡があったからだということで、女性は「荻野さんの義理の妹から『カメラには荻野さんではなく小久保容疑者と女が写っていた』と聞きました。『逃げろ』という男の声も録音されていたそうです」と話しています。
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