10月13日 20時24分
ATMから金を振り込ませる詐欺被害が後を絶たないことから愛知県岡崎市の岡崎信用金庫は、3年以上、ATMからキャッシュカードを使って振り込みをしていない高齢者を対象に、一部の振り込みのサービスを停止する対策をとることになりました。
オレオレ詐欺などの特殊詐欺の被害は、9月末までに愛知県で867件あり、被害額は約30億円に上っています。
中でも、うその電話で高齢者をたくみにだまして、ATMからお金を振り込ませる被害が後をたちません。
このため、岡崎信用金庫はATMからキャッシュカードを使った振り込みを3年以上していない70歳以上の顧客を対象にATMからキャッシュカードを使った振り込みを停止することを決めました。
ただし、振り込み限度額が低い現金での振り込みと窓口を使った振り込みは、これまでどおりできるということです。
岡崎信用金庫はこの対策を11月からはじめる予定でこうした対策は全国的にも珍しいということです。
岡崎信用金庫は「企業の社会的責任として実施を決めた。窓口からの振り込みなら職員が詐欺を見破ることもできる。顧客の利便性にも配慮しながら進めたい」と狙いを話しています。
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