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学習障害の英人画家 作品展

10月13日 19時18分

学習障害の英人画家 作品展

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ディスレクシアと呼ばれる読み書きが困難な学習障害と向き合いながら、世界的に活躍するイギリス人画家の作品展が名古屋市で開かれています。
ディスレクシアは知的な能力に問題はないものの、文字を読んだり、書いたりすることが著しく困難な学習障害の1つです。
イギリス人画家のマッケンジー・ソープさんは子どもの頃からこの障害に苦しみましたが、絵の才能を見いだされて20歳で美術学校に入り、画家としての道を歩み始めました。
名古屋市中区の会場では、ソープさんのパステル画や版画など、約60点が展示されています。
「マジック」という作品はソープさんが作品のモチーフにしている、赤いハートと大きな頭の子どもが、牛の引く車に乗って空へ飛んでいく様子が描かれ、「夢と希望を乗せて大空へはばたこう」というメッセージが添えられています。
「頂きへ」という作品は暗闇の中で、月明かりに照らされた山道を赤い大きなハートを引っ張って歩く人が描かれています。
会場を訪れた70歳の女性は「初めて見た絵ですが、自分の子どもの時などを思い出し、涙が出てきました。あたたかみのあるすてきな絵ですね」と話していました。
作品展は10月16日まで開かれています。

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