10月13日 12時25分
愛知県新城市で行方が分からなくなっていた71歳の女性が遺体で見つかった事件で、逮捕された男女2人が「女性の遠い親戚だ」と名乗り、行方が分からなくなった後、市の担当者に「女性は知り合いの世話になっている」と説明していたことが分かりました。
警察は事件が発覚しないよううその説明をしていたとみて調べています。
去年12月から行方が分からなくなっていた新城市七郷一色の荻野サクコさん(71)は10月7日、自宅近くの廃屋から白骨化した遺体で見つかり、住所不定・無職の小久保裕弘容疑者(40)ら2人が、12日、死体遺棄の疑いで逮捕されました。
市によりますと、荻野さんは山あいにある自宅で1人暮らしをしていて、去年9月ごろから親族や市の担当者と介護施設への入所について話していましたが、小久保容疑者らはこの場に同席し、「自分たちは荻野さんの遠い親戚だ」と名乗っていたということです。
また、行方が分からなくなった後、市の職員が電話で小久保容疑者に荻野さんの所在を尋ねた際には、「自分たちが面倒をみて、知り合いの世話になっている」と説明していたことが市への取材で分かりました。
警察は事件が発覚しないよう2人が親族を装ってうその説明をしていたとみて調べるとともに、死亡したいきさつについても知っているとみて捜査しています。
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