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プミポン・アドゥンヤデート国王陛下
(His Majesty King Bhumibol Adulyadej)
1927年12月5日生
米国マサチューセッツ州ケンブリッジ
期間 | 学校 |
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1934年 | スイスに留学 |
1945年 | スイス・ローザンヌ大学(政治学、法学)に入学 |
期間 | 経歴 |
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1946年6月 | ラーマ8世王(兄)の死去により、19歳でラーマ9世王として即位 |
1950年4月 1950年5月 |
シリキット王妃陛下と御成婚 戴冠式 |
1987年 | 「大王」(Great King)の尊称を奉呈される |
シリキット王妃との間に1男3女
(ワチラロンコン皇太子、ウボンラット王女、シリントーン王女、チュラポーン王女)
音楽、絵画、写真、ヨット等多方面
年月 | 行事など |
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1963年5月 | 王妃陛下とともに日本公式訪問(国賓) |
(1)現国王陛下は在位55周年を迎えられ、英邁な君主として国民一般の敬愛の的となっている。若き日には自らジープを運転し、好んで地方の農村を訪問された。また、国王陛下自ら土地改革運動のために王室の所有地を提供したり、農村開発や干ばつ対策の人工雨等の各種王室プロジェクトを推進している。
(参考)
○王室プロジェクト(Royal Projects)
1950年代初めより開始された事業。地方の農村振興のために、農業、漁業、林業、酪農等の分野で、現在までに2000以上の非営利・半営利のプロジェクトを実施してきている。
具体的プロジェクト: 高地稲作プロジェクト(山岳少数民族居住地での稲作を可能にする研究)、チトラダ酪農場(タイで酪農を普及させるための実験農場)、有機肥料、医薬用ハーブ栽培、無土壌栽培の研究等
(2)200年以上の伝統を有するチャクリー王朝の第9世王として、国内政情が変転することがあっても常に変わらぬ権威を保ち、1992年の5月流血事件等の国家的危機の際に事態収拾のため現国王が果たした役割は大きい。
(3)毎年の誕生日に国民に対して訓示を述べられるのが慣習となっているが、1997年の経済危機の年より述べられてきた、経済開発・成長の適度さを重視し、自立的・持続的な経済成長をめざす「足るを知る経済(Sufficiency Economy)」の概念は、タイ人の経済行動に大きな影響を与えている。
(4)国王陛下の御趣味は多方面に及ぶが、特にジャズを好み自らサクソフォーンを演奏される。「Falling Rain」を始め国王作曲による50曲余りの作品が今までに発表されており、広く国民に愛唱されている。また、絵画においては大胆な線と色彩を駆使し、同国王の性格がポイントをつかむのに敏であることを伺わせている。ヨットでは東南アジア競技大会において優勝した経験も有する。その他写真撮影などがあげられ、キヤノンの一眼レフを長年愛用されている。
(5)日本の皇室とタイの王室との関係は非常に緊密である。今上天皇皇后両陛下の即位後初の外遊先として1991年にタイが選ばれた他、秋篠宮殿下は公式、非公式ともに頻繁にタイを訪問されており、国王王妃両陛下は、秋篠宮同妃両殿下を我が子と同様であるとして、非常に懇意にされている。また、2001年7月25日に行われた香淳皇后陛下の葬場殿の儀には、国王の名代としてシリントーン王女殿下が海外からの唯一の賓客として参列された。2003年8月にはウボンラチャターニー大学からの名誉博士号授与のため、秋篠宮同妃両殿下及び両内親王殿下が訪タイされた。2005年8月には秋篠宮殿下がタイを非公式訪問された。