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白昼の公園、凶行「なぜ」 鈴鹿・中2重体

◆周辺では子ども遊ぶ

森祥太さんが暴行を受けた「太陽の街中央公園」のトイレ付近=鈴鹿市で

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 鈴鹿市で津市の中学二年森祥太さん(14)が暴行を受け、意識不明の重体になった事件は閑静な住宅街にある公園で白昼に起きた。事件当時、公園の離れた場所で小さな子どもたちが遊具で遊んでいたといい、周辺の住民は「なぜ」と言葉を失った。一方、森さんが通う中学校は連休明けの十一日、事件への対応に追われた。 

 事件は十日午後一〜三時に鈴鹿市郡山町の太陽の街中央公園で起きた。鈴鹿署は同日、森さんを殴るなどして意識不明の重体にさせたとして、傷害の疑いで、いずれもとび職の鈴鹿市内の少年(16)と津市の少女(17)を逮捕した。

 森さんが暴行を受けたとされる公園のトイレには数滴の血痕があり、木製の個室の壁は大きくへこんでいた。

 公園近くに住む四十代の女性は、パトカーのサイレンの音を聞いて家の外に出ると、公園の入り口近くに少年が倒れていたという。「口から泡を吹いているようだった。ひざには青あざが見えた」と振り返った。

 妻が通報したという六十代男性は「一方的にやられていたようだ。妻は『もっと早く通報していれば』と悔やんでいた」と話した。

 一方で、森さんの自宅近くに住む女性(59)は「通学する姿を見ていて、大きな声であいさつしてくれる元気な子。事件に巻き込まれたと知ってショックです」と肩を落とした。

 森さんの通う津市朝陽中学校は十一日朝、各クラスの担任が、森さんが事件に巻き込まれて入院していることを生徒に伝えた。山本成之校長は「花壇に水やりをしていると、自ら進んで手伝ってくれる優しい子。一刻も早い回復を願っている」と話した。

 市教委は十一日、市内の全小中学校に児童生徒の交友関係の確認、トラブルの可能性がある場合は報告するよう求めることを決めた。朝陽中学校の生徒の精神的なショックをケアするため、スクールカウンセラーの増員も検討している。

 (鈴鹿雄大、松崎晃子、大島宏一郎、橘菫)

 

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