10月10日 19時04分
大学の講義の内容を知って進路を選ぶ参考にしてもらおうと、高校生が大学生と一緒に講義を受ける取り組みが名古屋市立大学で行われました。
これは名古屋市瑞穂区の名古屋市立大学が、インターネットなどで高校生の参加を募集して行ったもので10日、愛知、三重、岐阜の3県と長野県の高校生、29人が大学生と一緒に講義を受けました。
このうち「経済経営数学」の講義ではラーメンを販売する際の最適の価格を数式を使って解きながら、「経済学では数学をよく使うので高校で培った知識が生かせます」と指導にあたった准教授から説明を受けていました。
教室の前の方で講義を聞いていた高校生は真剣な表情で回答を書いていました。
高校3年生の男子生徒は「大学の雰囲気を知りたくて参加しました。
いま学んでいる数学の知識がそのまま生かせると知りうれしかった」と話していました。
また、高校3年生の女子生徒は「第一志望の大学で講義を受けて、ますます志望する気持ちが強くなりました」と話していました。
名古屋市立大学・教務企画室の曽根康信係長は「高校生のうちから将来の夢を具体的に想像する助けになると思い企画しました。講義を受けて志望校にしてもらえればなおうれしいです」と話していました。
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