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【首都スポ】高校野球 部員19人の進学校・石橋が関東大会初出場 甲子園切符つかむぞ2016年10月13日 紙面から
来春センバツ出場がかかる秋季高校野球関東大会は12日、組み合わせが決まった。開催県の栃木からは、石橋が初出場。部員19人の県立進学校だが、県大会で快進撃したキーワードは「反復練習」と「野球を楽しむ平常心」。春夏通じて初の甲子園へ初戦の相手は、東海大市原望洋(千葉1位)に決まった。花咲徳栄は新主将の千丸剛内野手(2年)を中心に4季連続甲子園を目指す。大会は22日に宇都宮清原球場などで開幕し、30日に決勝が行われる。 夏の初戦敗退から、秋には決勝まで勝ち上がった。ことし夏に全国制覇した作新学院にはね返されたが、準優勝。4月に就任したベテラン福田博之監督(51)が、部員19人、県内屈指の進学校を大舞台に導いた。 主将の入江太一内野手(2年)が振り返る。「春の大会で国学院栃木に守備のミスで勝手に崩れて負けたあと、キャッチボールができていないと言われて全員でやり直した。気持ちがリセットされました」。昨年まで監督をしていた宇都宮北など栃木県の公立3校を指導してきた福田監督のポリシーは「反復練習」。キャッチボールもいろいろなパターンを徹底的にやらせた。目立った選手がいるわけではない。打てないなりにチャンスをものにするため、バントや走塁の練習もしつこいほど繰り返した。 夏は、文星芸大付に1−4で負けたが、手応えはあった。この秋は3回戦で4−2でリベンジ、準決勝では白鴎大足利を7−3で撃破した。「実力的には相手の方が上だったが、勝ちあがったことで勢いに乗って、ベンチの雰囲気も良かった」と入江主将は言う。福田監督は「私立学校からしたら、楽しむなんて…と言われるかもしれないが、いかに楽しむか。強豪に自分の力がどこまで通じるか楽しめればいい。文星芸大や白鴎大足利にはそういう気持ちで戦えた」と補足した。 関東大会を戦ううえでのキーマンは、今秋6試合すべてをひとりで投げきったエース右腕の竹内海斗投手(2年)だ。「野球をやっている人なら、だれでも聞いたことがある学校ばかりですが、そこは楽しみですね」。初戦の相手は、147キロ右腕・金久保を擁する東海大市原望洋だ。福田監督は「竹内を含めた守りが絶対条件。関東のいいピッチャーからは取れて3点。関東だからと舞い上がらないように戦わせたい」と話す。 チームの目標は、2つ勝ってのセンバツ出場当確。「実力的にはまだ全然ですけど、可能性はあるんじゃないかと思う」と竹内。最速135キロ、コントロールが身上の細身の右腕は、夢物語ではなくなった甲子園を見すえている。 (小原栄二) ◇ 首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」。トーチュウ紙面で連日展開中。 PR情報
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