蹴球探訪
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【格闘技】畑中清詞の長男・建人がプロ転向 11・27にデビュー戦2016年10月13日 紙面から
元WBC世界スーパーバンタム級王者で畑中ジムの畑中清詞会長(49)=本紙評論家=の長男建人(岐阜・中京高3年)が12日、岐阜県瑞浪市の同高で会見してプロ転向を表明。愛知県刈谷市のあいおいホールで予定されるデビュー戦(スーパーフライ級・4回戦)は、32年前の父親と同じ11月27日。9月から畑中ジムで本格的な練習を始めており、国内史上初の親子世界王者へ二人三脚で第一歩を踏み出す。 拳の道を極めた父の真剣な姿勢を知った中学時代から、畑中建人のプロへのあこがれは揺らがなかった。 世界のトップに立った現役時代は知らない。幼少期の印象は「酒を飲んどるだけ」。それが一変するきっかけは、過酷なトレーニングに励む姿をとらえた映像。「あの父親がここまで頑張れるスポーツ。格好いいと思った」と目標の存在になった。リングに入った14歳の冬から、自宅でも呼び方は「会長」で通す。 父親は1ラウンド(R)KOだったデビュー戦。建人は「最初は様子見。2Rで倒します」と不敵に宣言。横で聞いた畑中会長は「不安のほうが大きい」と苦笑いしつつも「芯がしっかりしている。何年後か分からないが、なれると思う」と世界の頂点へ期待も示す。 「左が似とるかな」と、ボクシングを通じて絆を深めてきた親子。まずは「11・27」を、2人の新たな記念日にする覚悟だ。 (志村拓) PR情報
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