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【プロ野球】

ソフトバンク、CS史上最少の1試合1安打のみで完敗

2016年10月13日 紙面から

◇パCS ファイナルステージ<第1戦> 日本ハム6−0ソフトバンク

 終わってみればソフトバンク唯一の好機にして、最後の走者となった。4回2死三塁で松田。大谷のスライダーは甘く入ってきたが、松田の打球は中堅・陽岱鋼のグラブに収まった。

 「大谷君は球が切れていて、浮く球もなかった。完敗ですね。切り替えて、明日いくしかない。終わった瞬間に切り替えることが大事」

 工藤監督は敗戦会見を手短に切り上げた。武田は集中打を浴び、自慢の打線は内川の左翼線二塁打だけに封じられた。その好機をモノにできず、大谷が退いた終盤も出塁すらできなかった。

 ファーストステージから復帰した柳田は、これで3試合連続無安打。1回に四球を選んだものの「負けてしまっては意味がない。打てるように頑張ります」と話すのが精いっぱい。藤井打撃コーチは「見極めはできたが、甘い球をファウルにしてしまった」と悔しそうに振り返った。

 レギュラーシーズンではリーグ最多の637得点を誇った打線が、シーズン中に1度もなかった1安打負け。CS最少記録を更新した。アドバンテージを含めると2勝差。過去のデータは「敗退確実」を語っているが、覆す余地はある。指揮官が言うように「切り替える」しか道はない。

 

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