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【プロ野球】

広島、ジョンソンの完封で先勝 緒方監督「今季一番の投球」

2016年10月13日 紙面から

広島−DeNA 勝利し喜ぶ広島ナイン=マツダスタジアムで(佐伯友章撮影)

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◇セCS ファイナルステージ<第1戦> 広島5−0DeNA

 広島の投打がかみ合った。3回に丸の中越え二塁打と新井の右前打で2点を先制。7回は田中、菊池が連続適時打。8回には代打エルドレッドの適時二塁打で突き放した。ジョンソンは立ち上がりこそ不安定だったが、2回以降は制球が安定。散発の3安打で完封した。DeNAは打線に覇気がなかった。厳しい球に手を出し、二塁すら踏めなかった。

     ◇

 広島のジョンソンが「特別な試合」で、二塁すら踏ませなかった。DeNAの快進撃を止める3安打完封勝利だ。

 自身初のCS登板。独特の緊張感に「初回はナーバスになってしまった。アドレナリンが出過ぎて力が入った」。2四球を与えたが、無失点で切り抜けた。

 4回1死一塁で遊ゴロ併殺打に仕留めるなど、筒香を4打数無安打に封じ込めた。直球より約30キロ遅いカーブを効果的に使い、的を絞らせない投球が光った。

 「何とか制圧してやろうという気持ちで入った。良かったよ」とジョンソン。2戦目以降の流れを左右しかねない一戦で、わずか105球の大仕事。「今季一番と言える投球だった」。そう言って目を細めた緒方監督の言葉が何よりの評価だ。 (市尻達拡)

 

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