Apple Watch Series2 が販売されて購入を検討しようと思ったのですが、ぱっと見ただけでは初代Apple Watchとの違いが全然わからない。
ということで、Apple Watch Series2 と初代Apple Watch を比較して、購入するに値するか検討してみることにしました。
Apple Watch Series2 と初代Apple Watchの比較。
では、まず初めにApple Watch Series2 と初代Apple Watchのスペック(仕様)を比較してみましょう。*1
チップ | デュアルコアプロセッサ | デュアルコアプロセッサ 内蔵GPS |
---|---|---|
耐水性 | 防沫性能 | 50メートルの耐水性能 |
Wi-Fi | Wi-Fi (802.11b/g/n 2.4GHz) |
Wi-Fi (802.11b/g/n 2.4GHz) |
Bluetooth | Bluetooth 4.0 | Bluetooth 4.0 |
センサー1 | 心拍センサー | 心拍センサー |
センサー2 | ジャイロスコープ | ジャイロスコープ |
センサー3 | 環境光センサー | 環境光センサー |
センサー4 | 加速度センサー | 加速度センサー |
Apple Pay | クレジットカード | Suica、クレジットカード |
ディスプレイ | 感圧タッチ対応OLED Retinaディスプレイ(450ニト) | 第2世代の感圧タッチ対応OLED Retinaディスプレイ2倍の明るさ(1,000ニト) |
大きさ | 272 x 340ピクセル(38mm) 312 x 390ピクセル(42mm) |
272 x 340ピクセル(38mm) 312 x 390ピクセル(42mm) |
バッテリー | 最大18時間 | 最大18時間 |
大きさやバッテリーの持ちは初代もApple Watch Series2も一緒なんですね。しかし、耐水性が向上したこととSuicaの使用が可能になった点を考えると、Apple Watch Series2 は初代Apple Watchに比べ、より生活の中で不自由せずに使える製品になったと言えます。
耐水性向上のため、接着を強化。
Apple Watch Series2の防水は、水が入り込まないように調整している部分もあり、部品の接着について非常に強い物に変更されているようです。
アメリカの会社が調べたところ、従来よりも大幅に接着剤の性能もアップしているというから、水周りでApple Watch Series2を使いたい人には嬉しい改善となっていますね。
ガラスと本体を取り付ける接着剤がどのくらい強力かというと、初代AppleWatchではヒートガンで容易にガラスと本体部分が取れたのに対し、Apple Watch Series2は全く取れない状態となっていたのです。
そもそもそうした方法で壊すことがおかしいのかもしれませんが、壊す方法を従来通りにしても、相当念入りにやらないと取れないのは、これまでにない強力なものを使っているためと考えられます。
Apple Watch Series2内には、水が入ることを想定している部品も。
スピーカーは、従来と同じようなものが使われていますが、シールドが強化されることになり、防水機能がやや強くなっています。また水が入ることを想定していたのか、新しい機能がスピーカーに搭載されていて、これで水を押し出すことができるようになっていた模様です。
今回のApple Watchは、スピーカーの内部にまで水が入ることを想定している。水泳などのアクティビティーの後はスピーカー自体を振動させて水を切るという、面白い仕組みを備えているのだ。
(引用元:新Apple Watchを分解 防水性能アップで難儀 (NIKKEI STYLE) - Yahoo!ニュース)
スピーカーが自分で振動して、残っている水を排除するシステムは、これまで搭載されていません。これが進化と言えることで、今後使われるシステムになりそうな気配もあります。
防水機能が非常に強くなったのは、新しいものの採用を行ったことだけでなく、入ってしまったものをどうやって取り除くことができるのか、ある意味課題とされていたところを改善したことが要因ではないかと思われます。
Apple Watch Series2 最大のデメリット:独自アプリが少ない。
このように改善されたApple Watch Series2ですが、初代AppleWatchの時同様、AppleWatchだけで使えるアプリが圧倒的に少ないというデメリットは改善されていないようです。
この現状が改善されないと、AppleWatchは「自分の健康状態のログを自動で貯めてくれる機械(高機能万歩計)」と化してしまいます。
現在、スマートウォッチ市場にはiPhoneに対応した商品も出てきています。しかもAppleWatchより安価。心拍数などのライフログためるだけなら、iPhone対応の『moto360』などを使えばいいんですよね。。iPhoneとのペアリングに多少の手間がかかるようですけど。
ほかにもAmazonにはたくさんのiPhone対応スマートウォッチが販売されています。
実際にApple Watch Series2 を使った永江一石さんによると、
どれもApple Watchに通知を送るものばかり・・・・Apple Watchでないといけない、キラーアプリが皆無。つまり
Apple Watch用に開発されたアプリがほとんどない
という、興醒めの事実を突きつけられます。
(引用元:Apple Watch Series2を1週間使ってみた悲しい結果)
Apple Watch Series2 を購入前に別のスマートウォッチも視野に入れて検討したほうが、後悔のない気持ちよい買い物が出来ると思います。
Apple Watch Series2 のメリット
他のスマートウォッチと比べた時のApple Watch Series2 最大のメリット…。
それは、周囲にApple信者であることを知らしめることができる。ということでしょう。
私はそんなApple 信者じゃないので、高価なApple Watch の購入はやめようと思った方には、先ほどの『moto360』のようなiPhoneと同期可能スマートウォッチを購入されることをお勧めします。
AppleWatchでなくても、スマートウォッチで生活行動を数値化すると、ダイエットや健康管理するのに非常に役立ちます。
運動の秋、ご自身の体調管理のためにもスマートウォッチを試してみてはいかがでしょうか。
以上「Apple Watch Series2 は何が変わったの?価格・バッテリー・耐水性など、初代Apple Watchと比較してみた。」でした。