現代自、中国事業の首脳部を電撃交代

中国での販売不振で

現代自、中国事業の首脳部を電撃交代

 現代自動車グループが、中国・河北省滄州の中国第4工場(北京現代汽車第4工場)が今月中旬に完工するのを前に、中国事業の首脳部を電撃的に交代した。現代自は最大市場の中国で深刻な業績不振に悩まされており、今回の人事は低迷ムードを一新するための戦略だとみられる。

 現代自グループは7日、海外営業本部長(副社長級)のチャン・ウォンシン氏(写真)を北京現代汽車の総経理(法人社長)に任命したと発表した。新任のチャン氏は現代自スペイン法人やトルコ工場法人のトップを歴任し、昨年から海外営業本部長を務めてきた海外営業のスペシャリストだ。業界関係者は「今年第1四半期(1月-3月)に中国の自動車市場は10%以上も成長したが、現代自の販売は10%以上減少したため、電撃人事を通じてムードの刷新に乗り出した」と話した。

 また、これまで北京現代汽車社長を務めていた李丙皓(イ・ビョンホ)氏(副社長級)は中国営業事業部長に、中国支援事業部長のキム・シピョン氏(専務)は四川現代汽車社長に、中国支援担当のタム・ドグェン氏(副社長)は中国支援事業部長に、それぞれ任命された。イム・ビョングォン専務は副社長に昇進するとともに、海外営業本部長に任命された。

辛殷珍(シン・ウンジン)記者
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