偽造カードでたばこ大量詐取 対策ぜい弱な店狙われたか

偽造カードでたばこ大量詐取 対策ぜい弱な店狙われたか
埼玉県のコンビニエンスストアで偽造されたクレジットカードを使い、大量のタバコを不正に購入したなどとして中国人14人が逮捕された事件で被害を受けたのは、いずれも偽造カードの使用などを防ぐ新しいシステムを導入していない店舗だったことがわかり、警察は、セキュリティー対策がぜい弱な店が狙われたと見て調べています。
埼玉県内のコンビニエンスストアでは、ことし6月以降、偽造されたクレジットカードでタバコを購入し、だまし取るなどの事件がおよそ80件相次ぎ、これまでに中国人14人が詐欺などの疑いで逮捕されています。

警察は、中国で人気が高い日本製のタバコを売りさばく目的だったと見て調べています。警察などによりますと、偽造カードの使用などを防ぐため一部の商業施設では、ICチップに対応する新しいシステムの導入が始まっていますが、今回被害を受けたのは、いずれもこうしたシステムを導入していない店舗だったことが警察への取材でわかりました。

警察は、セキュリティー対策がぜい弱な店舗が狙われたと見て調べるとともに、システムを導入していない店舗などに偽造カードの使用に注意するよう呼びかけています。