こんばんは。京都移住日記のオクダ(@kyotoijuunikki)です。
最近、子供のことを考えながらふと思い当たったことを書きます。
昔誰しも聞かれたことがあるあのセリフ。
「将来何になりたい?」という大人からの質問。
ぼくも自分の子供にすることがよくあります。
子供は「別にー。」とかそんな感じ。
幼稚園くらいだと、パン屋さんとか、消防士とかそんなことを言ってましたが高学年が近づくとそんな感じの気の抜けた回答。
でも、ふと思いました。
「何になりたいと?とよく聞くけど何がしたい?ってあまり聞かないな。」と。
例えば、警察官になりたいけど死ぬほど泳ぐのが好きであれば将来は「警察官という業務と水泳をやりたい」というのがやりたいことになります。
でもそんなことを言う子はほとんどいないでしょう。
なりたい職業を聞くよりも、やりたい行為を問うた方がいいんじゃないかと思います。
なぜか??
均一化された業務はどんどん人工知能やIOTに吸収されていくから。
例えば一昨日の新聞では1日に溢れるほどのAI(人工知能)やIOT(モノをインターネットにつなぐ)記事。
これからは法務や監査まで人工知能が入ってきています。
法務・監査、AI活用進む 文書検索や契約書作成:日本経済新聞 https://t.co/WpvBTz6rLK
— オクダヨウイチ 【京都移住日記】 (@kyotoijuunikki)
人工知能のワトソンの廉価版が販売。初めてワトソンを使った診療で見つけるのが困難な白血病が見つかって人が助かったっていう事例も先日報道されていました。
人工知能が救った患者さん第一号ですね。
日本IBM、「ワトソン」に廉価版:日本経済新聞 https://t.co/NA7YM8v6aX
— オクダヨウイチ 【京都移住日記】 (@kyotoijuunikki)
単一な業務は機械の方が優れてるので今までのように「なりたい職業」は業務がシンプルであればあるほど機械に今後取り変わっていきます。
そしてなりたい職業(生きていくための仕事)を子供に迫るというのは一つのことしかするなという暗黙の呪いのような気がします。
それはおかしい。子供の頃から大人になると同じことを繰り返す「仕事」をすることに違和感を感じていました。あれは間違っていなかった。
やりたいことを自分に聞いて見つける訓練
ぼくは子供の頃からなりたい職業はありませんでした。
夢がない子供??だった記憶があります。
しかしそんな自分は今考えればおかしくもなんともない。
やりたいことはあったのです。
サッカーを見るのが好きだったし、音楽が好きだった。
おかげで「曲を作る」という行為を見つけてかれこれ20年やっています。
これだけで食べて行けてるわけじゃないのですが「やりたいこと」は見つかりました。
他にも走ることと、こうやって文章を書くのが好きです。そして京都が好きなのでこの町に「住む」という行為を現在進行形で絶賛実施中です。
突き詰めるか組み合わせるか
子供には何になりたいか聞くんじゃなくて何がしたいか聞くことを気をつけたいです。
そしてその好きなことは「それっぽいもの」じゃなくても大切にして「突き詰める」か「他の好きなものと組み合わせる」といいよ。ということをぼくら大人は子供たちに教えるべきです。そこには独自性が宿ります。それはコピーしづらい味わいへとやがて進化していく。
なりたい職業を見つけるよりも「やりたいこと」を見つけること。小さいことから大きなものまで。
自分で好きなことを見つけて生きていかなくては行けない時代がもうそこまで来ています。
やりたいことがたくさんあって、なりたいものはと問われたならば、「幸せな大人になりたい」とかでいいんじゃないでしょうか。
やりたいことをやって幸せに生きることが未来を作ります。
それが次の世代へのバトンなのです。
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