いきなりですがヒューマンエラーと言う言葉を聞いたことありますか?
ヒューマンエラーとは簡単に言ってしまえば
すべきことが決まっているのにそれをしないことや、あるいはすべきでないことをしてしまうことです。
なぜヒューマンエラーは起きるのか?
- ヒューマンエラーが起こる背景には
- 未知・不慣れ
- 慣れ
- 勘違い
- 忘れ
- 披露
- うっかり・錯覚
などが挙げられます。
そしてこれらは注意すれば直るという根性論で解決するものではなく、人間がミスしやすくなる特性を理解し、それに対するアクションが必要になります。
例えば、疲労時は意識が低下する、単純反復作業をひたすらすると効率が落ちるなど
人間の特性
集中力の限界
科学的には人間の集中力と言うのは長くて約25分程度しか持ちません。そのあとは違うことを考えてまた集中をするということを繰り返します。
適度に休憩は必要です。
人間の○○にくいがエラーに繋がる
人は
- 見にくい
- 聞きにくい
- わかりにくい
- 覚えにくい
- 扱いにくい
などの人間の特性に反することがあるとエラーが起こりやすくなります。ですのでそういうことを減らす工夫というものが必要になります。
錯誤への対策
人間は過去の記憶や推理力などで状況を判断してしまいがちです。
例)さっきまでアルファベットを見ていたため I3 がBに見えてしまった。
その作業に慣れている人ほど無意識による錯誤エラーが発生しやすくなると言われています。
能力・知識不足
その作業を行う人が新人であったり、必要な技量が不足していると感じた場合、
- 仕事に対して必要な技量を持つ人を配置する
- 『できないことはしない』、『できないことをさせない』
の徹底が必要になります。
ヒューマンエラー対策
ヒューマンエラーを事故にしないためには2つの考え方が大切になります。
フールプルーフ
フールプルーフとは
フールプルーフとは、機器の設計などについての考え方の一つで、利用者が操作や取り扱い方を誤っても危険が生じない、あるいは、そもそも誤った操作や危険な使い方ができないような構造や仕掛けを設計段階で組み込むこと。また、そのような仕組みや構造。
フールプルーフとは|foolproof − 意味 / 定義 / 解説 / 説明 : IT用語辞典より
つまりはヒューマンエラーが起きにくい仕組みや間違った操作ができないようにあらかじめシステム等を構築します。
フェールセーフ
フェールセーフとは
フェイルセーフとは、機器やシステムの設計などについての考え方の一つで、部品の故障や破損、操作ミス、誤作動などが発生した際に、なるべく安全な状態に移行するような仕組みにしておくこと。
フェイルセーフとは|フェールセーフ|fail safe − 意味 / 定義 / 解説 / 説明 : IT用語辞典より
ヒューマンエラーが起きた際に機械を停止させたり、なんらかの措置ができるようにシステム等を構築することをいいます。必ず『事故が起こる』ということを前提にしています。
おわりに
一所懸命仕事をしてもエラーをしてしまうこともきっとあると思います。ですがそこで落胆したり自分を責めるのではなく、人間は本来エラーをするという前提に立ち、それをカバーするように仕組みづくりをしていくのが大切なことです。
ところで私はいつになったら記事の誤字と言うエラーを直せるようになるんでしょうね
~おしまい~