韓進海運破綻:現代商船、米LAに放置の韓進コンテナ回収へ

 現代商船は6日、米ロサンゼルス港に放置された韓進海運の空きコンテナを韓国へと回収することを明らかにした。ロサンゼルス港には荷主が貨物を受け取った後、空の状態となった韓進海運のコンテナ約1万5000個が放置されている。

 通常ならば韓進海運が運んできたコンテナを荷主や物流業者がトラックなどにコンテナごと積み替え、最終目的地に荷物を下ろした後、コンテナが港湾へと戻り、韓進海運に引き渡される。そして、韓進海運はコンテナに貨物を積んで出港する。しかし、韓進海運が法定管理(会社更生法適用に相当)に入り、営業を中断したため、新たに積載する貨物がないことから、韓進海運はコンテナを放置したまま出港している。その結果、荷主や物流業者は貨物受取時にやむを得ずコンテナを保管しなければならず、1日に75万ドル(約7600万円)の費用がかかっている。

 現代商船関係者は「韓進海運の既存の米州路線に投入した代替船舶が14日から定期航路に転換されるため、その船舶に韓進海運の空きコンテナを載せ、段階的に韓国に運ぶ予定だ。韓進海運と輸送費用などについて協議を行っている」と説明した。

李性勲(イ・ソンフン)記者
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