比大統領 来週訪中 南シナ海問題対立改善につながるか
フィリピンのドゥテルテ大統領が、来週、中国を訪問することになり、首脳どうしの直接対話が、南シナ海の問題をめぐる対立の改善につながるかが焦点となります。
中国政府は、12日フィリピンのドゥテルテ大統領が、今月18日から21日まで中国を訪問し、習近平国家主席や李克強首相など指導部の上位3人が、個別に会談すると発表しました。
南シナ海の問題をめぐってフィリピンが求めた国際的な仲裁裁判で、ことし7月に中国の主張が否定されて以降、両国の首脳の直接対話は初めてとなります。
これについて、中国外務省の耿爽報道官は、12日定例の記者会見で、「両国が対話を通じて隔たりを適切に処理し、平和と発展につながる戦略的な協力関係を推進し、正しい道に戻ることを期待している」と述べ、南シナ海の問題をめぐる対立の改善を図りたい考えを示しました。ただ、フィリピン側が、中国の主張を否定した国際的な仲裁裁判の判断を踏まえることが南シナ海の問題をめぐる2国間協議の原則だとしてきたのに対し、中国側は、判断を前提にした協議には応じない立場で、ドゥテルテ大統領の訪中が、対立の改善につながるかが焦点となります。
南シナ海の問題をめぐってフィリピンが求めた国際的な仲裁裁判で、ことし7月に中国の主張が否定されて以降、両国の首脳の直接対話は初めてとなります。
これについて、中国外務省の耿爽報道官は、12日定例の記者会見で、「両国が対話を通じて隔たりを適切に処理し、平和と発展につながる戦略的な協力関係を推進し、正しい道に戻ることを期待している」と述べ、南シナ海の問題をめぐる対立の改善を図りたい考えを示しました。ただ、フィリピン側が、中国の主張を否定した国際的な仲裁裁判の判断を踏まえることが南シナ海の問題をめぐる2国間協議の原則だとしてきたのに対し、中国側は、判断を前提にした協議には応じない立場で、ドゥテルテ大統領の訪中が、対立の改善につながるかが焦点となります。