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【民進・蓮舫代表会見詳報(1)】
自民党内の早期解散臆測「不見識だ」と批判 衆院へのくら替えは「覚悟している」
民進党の蓮舫代表は6日の記者会見で、自民党内で早期の衆院解散に関する憶測が広がっていることを「不見識だ」と批判した。会見の詳報は以下の通り。
◇
政府・与党が配偶者控除の廃止の見直しを断念したと伝えられているが、仮に本当であれば、非常に残念です。安倍晋三首相が配偶者控除の見直しを与党に指示したのは、今回が2回目と記憶している。1回目が「輝く女性」のとき。私は心から応援した。ただ、あえなく挫折。今回も(首相は)指示を出した。これも働き方改革と合わせての強い指示だと思って期待していて、昨日の(参院)予算委員会でも議論させていただいたが、断念ということになるのであれば、非常に首相のリーダーシップ、あるいは女性の働き方の支援、同じ女性でも働き方によって、税制に区別があるものを是正しようという姿勢に後ろ向きな与党の姿だと思うので、非常に残念です。
私どもは私どもの中で、この方向をしっかり、どういう形で提案できるのか、税調を含めて議論していきたいと思っている。
--配偶者控除の廃止を見送るという動きに関し、選挙のためという声もあるが
「選挙のためかどうかは、わかりません。他党のことだから。ただ純粋に配偶者控除を見直しすると、実質、増税になる方たちが出ることは事実です。それが政治的に影響を受けやすいものだということも認識はしている。ただ、やはり潜在的に労働力になり得る女性が、もっと働きやすい環境を整えるために、税制の見直しは避けて通れないと思うし、この部分の財源を子育て支援、あるいは行政サービスという形でしっかりお返しすることもできると思う。単なる増税だから見直しは諦めるという考え方は、非常に残念だ」
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