五輪会場問題 都知事 宮城県知事会談受け検討へ
k10010727951_201610130437_201610130438.mp4
東京都の小池知事は、4年後のオリンピック・パラリンピックのボート・カヌーの競技会場の見直しをめぐって、宮城県の村井知事との会談を踏まえ、15日宮城県登米市のボート場に加え、東日本大震災の際の仮設住宅も視察することを決め、選手村の宿泊施設として再利用する案などについて検討することにしています。
東京都の調査チームは、4年後のオリンピック・パラリンピックのボート・カヌーの競技会場を、東京・臨海部の「海の森水上競技場」から宮城県登米市にあるボート場に変更することなどを提案しています。
これについて、小池知事は、12日、宮城県の村井知事と会談し、村井知事は、「選手村」の宿泊施設として震災の際の仮設住宅を再利用することやボート場を、全国高校総体の会場として、毎年利用する案などについて説明しました。宮城県の関係者によりますと、村井知事の説明に対し、小池知事は仮設住宅の再利用について高い関心を示したということで、会談のあと、「長沼のボート場は、選択肢の1つだが、思い入れは十分受け止めた」と述べています。
そのうえで小池知事は、15日宮城県を訪れ、ボート場に加え、改修された仮設住宅の状況を視察することを決めました。一方、村井知事は、会談に先立って訪問した大会の組織委員会からコストの増大など9つの問題があるという見解を示され、これに対し大会後も利用する施設の整備費用については、「責任を持ちたい」として宮城県として負担する考えです。
小池知事は、宮城県から示された案とともに、今月18日にも予定しているIOC=国際オリンピック委員会のバッハ会長との会談も踏まえ、判断に向け検討を進めることにしています。
これについて、小池知事は、12日、宮城県の村井知事と会談し、村井知事は、「選手村」の宿泊施設として震災の際の仮設住宅を再利用することやボート場を、全国高校総体の会場として、毎年利用する案などについて説明しました。宮城県の関係者によりますと、村井知事の説明に対し、小池知事は仮設住宅の再利用について高い関心を示したということで、会談のあと、「長沼のボート場は、選択肢の1つだが、思い入れは十分受け止めた」と述べています。
そのうえで小池知事は、15日宮城県を訪れ、ボート場に加え、改修された仮設住宅の状況を視察することを決めました。一方、村井知事は、会談に先立って訪問した大会の組織委員会からコストの増大など9つの問題があるという見解を示され、これに対し大会後も利用する施設の整備費用については、「責任を持ちたい」として宮城県として負担する考えです。
小池知事は、宮城県から示された案とともに、今月18日にも予定しているIOC=国際オリンピック委員会のバッハ会長との会談も踏まえ、判断に向け検討を進めることにしています。