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【民進・蓮舫代表会見詳報(2)】日本国籍選択宣言の日「個人的な戸籍の件は、みなさまに話そうと思わない」

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【民進・蓮舫代表会見詳報(2)】
日本国籍選択宣言の日「個人的な戸籍の件は、みなさまに話そうと思わない」

参院予算委で、安倍首相に質問をする民進党の蓮舫代表=5日午前 参院予算委で、安倍首相に質問をする民進党の蓮舫代表=5日午前

 --参院予算委員会で、稲田朋美防衛相と菅義偉(よしひで)官房長官が政治資金パーティーで白紙の領収書を配っていたことを共産党の小池晃書記局長が追及した。高市早苗総務相は「便宜上問題ない」と発言したが

 「一般論的には、白紙の領収書に使う方本人が同じ筆跡で書いてあるのがたくさんあるというと、その信頼性は当然高まらないと思う。もう一つは、それが本当だったのか、どうなのかという疑問も残ると思う。そういう見方からして、国民がどのように受け止めるのかを注視したい」

二重国籍問題で「多様性」強調

 --今日の参院予算委で、安倍晋三首相が二重国籍をめぐり、大臣、補佐官に任命する際は本人が証明することが大事で、戸籍などによって証明することも必要かもしれないと発言した。蓮舫氏への当てつけとの見方もあるが、首相の発言をどう受け止めるか

 「政府として、いろいろな考えがあるなら、その考えはしっかり聞いて、判断していきたい。他方で、ずいぶんと多様性の広まってきたわが国で、国籍を重なって持っている方たちも増えている。そうした社会で、例えば公務員と(閣僚が該当する)特別公務員に対して、どういう基準を設けるのか。これも一理あると思うし、他方で幅広く多様で生きている方たちは、どういうふうにその多様性を認めてさしあげるかという論点もあると思う。そういう大きな観点から社会としてどういう方向性を出していけばいいのか。私たちの中で、これまでも話していたことだから、これからも議論していくことになると思う」

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