次期国連事務総長に、グテーレス氏を勧告(2016/10/07 07:44)
国連の安全保障理事会はポルトガルの元首相、アントニオ・グテーレス氏(67)を第9代国連事務総長として総会に勧告する決議案を全会一致で採択しました。
安保理は6日午前に公式の会合を開き、潘基文事務総長の後任にポルトガルの元首相で前国連難民高等弁務官のグテーレス氏を推薦することを決めました。安保理の勧告を受けて国連総会が承認した後、来年1月1日から新体制がスタートします。国連事務総長のポストを巡っては初の女性トップや東欧出身者などを求める声があり、安保理は非公式の投票で候補者を絞り込んできました。しかし、安保理関係者は「経験の豊富さからグテーレス氏以外には考えられない」と語り、最終的にはベテランのグテーレス氏が選出されました。